マイクロソフトExcelで投資や貯蓄計画に役立つFV関数を使おう!
マイクロソフトExcelは、さまざまな計算や分析に役立つ機能を持っていますが、その中でもFV関数は投資分析や貯蓄計画に特に役立つものとなっています。FV関数を使えば、将来のお金の価値を計算することができ、将来に向けた投資や貯蓄計画の参考にすることができます。以下で、具体的な使用方法と使用例を紹介します。
使用方法
ステップ1:FV関数を使いたいセルを選択する
まずは、FV関数を使いたいセルを選択します。
ステップ2:関数の入力
選択したセルに、以下のようにFV関数を入力します。
= FV (rate, nper, pmt, [pv], [type])
ステップ3:引数の入力
FV関数の引数を入力していきます。
・rate:利率を入力します。例えば10%の利率なら、0.1と入力します。
・nper:期数を入力します。例えば5年間なら、5と入力します。
・pmt:定期的な支払額を入力します。例えば毎月1万円支払う場合、-10000と入力します。支払いを受け取る場合は正の値を入力します。
・pv:現在の価値を入力します。例えば10万円ある場合、-100000と入力します。未入力の場合は0を入力します。
・type:支払いのタイプを選択します。アナリティック支払いの場合は0を入力し、アナリティック支払いの場合は1を入力します。省略可能で、既定値は0です。
使用例
使用例1:貯蓄の目標金額を計算する
年利2%の定期預金で、10年にわたり毎月1万円を貯金する場合、最終的にどのくらいの金額が貯まるかを計算したい場合、以下のようにFV関数を使います。
= FV (2%/12, 10*12, -10000, 0, 0)
ここで、2%を月利に変換するために、12で割っています。また、年数も月数に変換しています。
使用例2:投資した場合の利回りを計算する
株式投資をする場合、5年後に100万円の利益を得られる銘柄があるとします。この場合、どのくらいの利回りが得られるのかを計算したい場合、以下のようにFV関数を使います。
= FV (0%, 5, 0, -1000000, 0)
ここで、利率を0%に設定しています。また、100万円の利益を得るには、元本を-100万円に設定しています。
まとめ
マイクロソフトExcelのFV関数を使えば、将来のお金の価値を計算することができます。これにより、投資分析や貯蓄計画に役立てることができるため、是非活用してみてください。