【第1セクション】
「UPPER関数、LOWER関数を使ってデータを整形しよう!」
今回は、Excelに標準で搭載されているUPPER関数、LOWER関数についてお話しします。これらの関数を使うことで、文字列を全て大文字、もしくは小文字に変換することができます。データの整形や見た目を統一するときに便利な関数ですので、ぜひ使ってみてください。
【第2セクション】
「使用方法」
1. 変換したい文字列が入っているセルを選択します。
2. 変換後の文字列を出力するセルを選択します。
3. =UPPER(変換前のセル)を入力し、Enterキーを押します。これによって、変換前の文字列がすべて大文字に変換されます。同様に、=LOWER(変換前のセル)を入力することで、変換前の文字列がすべて小文字に変換されます。
【第3セクション】
「使用例」
1. 名前を全て大文字に変換する
例えば、顧客の名前が「john smith」というように、大小文字がバラバラの場合があります。このような場合は、=UPPER(セル)を使って「JOHN SMITH」に変換することができます。
2. 電話番号を全て小文字に変換する
一部の電話番号が大文字で入力されてしまっている場合、読みやすさや統一感を出すために、=LOWER(セル)を使ってすべて小文字に変換することができます。
3. メールアドレスのアドレス部分を大文字に変換する
メールアドレスのアドレス部分を大文字に変換することで、同じアドレスを複数入力するミスを防ぐことができます。=UPPER(LEFT(セル, FIND(“@”, セル) – 1))を使うことで、アドレス部分を大文字に変換することができます。
【第4セクション】
「まとめ」
今回は、ExcelのUPPER関数、LOWER関数についてご紹介しました。データの見た目を揃えるために必要な関数ですので、ぜひ使ってみてください。文字列を操作する上で、UPPER関数、LOWER関数は強い味方になってくれます。