【第1セクション】
ISNUMBER関数とは?
Excelで数字を扱う際に、入力した値が本当に数値であるかを判定する必要があります。ISNUMBER関数は、セルに入力された値が数値かどうかを判定する関数です。数値データの入力チェックや、数値以外が入力された場合のエラー処理で利用されます。
【第2セクション】
使用方法
ステップ1:ISNUMBER関数の入力
検証したいセルに以下のようにISNUMBER関数を入力して下さい。
=ISNUMBER(A1)
この場合、A1セルの内容が数値だった場合に「TRUE」、数値でない場合に「FALSE」が返されます。
ステップ2:真偽値の確認
ISNUMBER関数によって返された値が真偽値(TRUE/FALSE)であるため、セルにフィルターをかけたり、論理式を用いた計算に利用することができます。
使用例
使用例1:入力チェックに利用する場合
顧客情報の入力フォームに、電話番号の項目があるとします。この場合、入力された電話番号が正しい形式であるかをチェックするために、ISNUMBER関数を利用することができます。
電話番号の項目に対して、以下のように入力規則を設定しましょう。
=AND(ISNUMBER(A1),LEN(A1)=10)
この場合、A1セルの内容が10桁の数値であるかどうかを判定し、結果を論理式で返します。正しい形式であれば「TRUE」、誤った形式であれば「FALSE」となります。
使用例2:文字列と数値の混在をチェックする場合
資産台帳のデータ入力時に、誤って文字列データが挿入されることがあります。この場合、数値以外が入力された場合にエラーを発生させたい場合に、ISNUMBER関数を利用することができます。
=IF(ISNUMBER(A1),A1,NA())
この場合、A1セルが数値の場合には、そのままの値を表示し、数値以外が入力されている場合には「#N/A」というエラーを返します。
【第4セクション】
まとめ
Excelで数値を扱う際に、ISNUMBER関数は数値データの入力チェック、エラー処理などに便利な関数です。正しい形式でデータを入力することで、エラーが起きにくくなります。ぜひ、利用してみて下さい。