制御文字を削除するCLEAN関数とは?
CLEAN関数は、文字列内に存在する制御文字を削除するための関数です。制御文字とは、改行やタブ、制御コードなど、表示されないがプログラムの動作や表示に影響を与える文字のことです。
例えば、テキストデータを整形する際には、制御文字が混じっていると正しく処理できないことがあります。そのような場合は、CLEAN関数を使って制御文字を削除することで、データを正しく整形することができます。
使用方法
ステップ1:
CLEAN関数を使いたいセルを選択します。
ステップ2:
関数入力欄に「=CLEAN(セル番号)」と入力します。セル番号の部分は、使用したいセルの番号に置き換えてください。
ステップ3:
Enterキーを押すと、制御文字が削除された文字列が表示されます。
使用例
使用例1:改行コードを削除する
データ整形でよく行うのは、改行コードを削除することです。改行コードは改行された箇所で仕切られる文字のことで、表示上は見えませんが、データ整形の際には邪魔になります。
例えば、以下のようなセルがあったとします。
「データ1」と
「データ2」
「データ3」
このセルをCLEAN関数で整形すると、以下のようになります。
「データ1」と「データ2」「データ3」
改行コードが削除され、データの整形が正しく行われています。
まとめ
CLEAN関数は、テキストデータの整形に不可欠な関数の一つです。制御文字の削除は、データ整形だけでなく、入力する際の初期処理としても使われます。CLEAN関数を使えば、データの正しい整形が簡単に行えるので、ぜひ使いこなしてみてください。