定期的な支払い額を計算するにはPMT関数を使おう!
PMT関数を利用すると、ローンやリースの返済計画などで必要となる定期的な支払い額を簡単に計算できます。この関数は、定額の支払いで指定した期間内で返済を完了するために必要な金額を計算します。この記事では、PMT関数をExcelで使用するための方法を詳しく解説します。
使用方法
ステップ1:セルを指定する
最初に、PMT関数を利用するためには計算結果を表示するセルを指定する必要があります。セルをクリックして選択し、関数を入力する準備をしましょう。
ステップ2:PMT関数の入力
次に、セルに以下のようにPMT関数を入力します。
=PMT(利率, 返済期間, 借入金額)
これは、利率、返済期間、借入金額を入力して、支払い額を計算するための基本的な書式です。ただし、引数の順序は守らなければなりません。
ステップ3:引数を入力する
PMT関数で必要な引数を入力します。
- 利率:借入金額に対する利息率を年率で入力します。
- 返済期間:借入金額を返済する期間(年数)を入力します。
- 借入金額:借入金額を入力します。
使用例
使用例1:住宅ローンの支払い計画を立てる
あなたが30年間の住宅ローンを組み、借入金額は1000万円、年利率2.5%の場合、1か月あたりの返済額を計算する方法を紹介します。
まず、セルを選択して、以下のようにPMT関数を入力します。
=PMT(2.5%/12,30*12,-10000000)
これで、1か月あたりの返済額が31,123円程度になることが計算できます。
使用例2:リース料金を計算する
会社がオフィスを借りるために、36か月のリース契約をしようとしています。リース料金は月額20万円で、年利率は3%です。その場合、毎月のリース料金を計算するには、PMT関数を以下のように入力します。
=PMT(3%/12,36,-200000)
これで、毎月のリース料金が6,828円程度になることが計算できます。
まとめ
PMT関数を活用することで、定期的な支払い額を簡単に計算することができます。この関数を利用することで、ローンやリース契約の返済計画を立てる際に便利に使用することができます。PMT関数を使って計算をすることで、返済額の実質的な負担額を正確に把握し、賢い借入や投資の計画を立てることができます。