ヒント: EVEN関数とODD関数を使った丸め計算の便利な使い方
Microsoft Excelには、数値を丸めるための様々な関数があります。その中でも、EVEN関数とODD関数は、最も近い偶数または奇数に数値を丸めるためによく使われます。これらの関数を使った丸め計算は、Excelの重要な機能の1つであると言えます。
使用方法
ステップ1: EVEN関数の使い方
1. 丸めたい数値を指定するセルを選択します。
2. 関数の入力欄に「=EVEN(丸めたい数値)」と入力します。例えば、セルA1に値「9.2」がある場合、関数の入力欄に「=EVEN(A1)」と入力します。
3. Enterキーを押すと、Excelは最も近い偶数に丸められた数値を返します。
ステップ2: ODD関数の使い方
1. 丸めたい数値を指定するセルを選択します。
2. 関数の入力欄に「=ODD(丸めたい数値)」と入力します。例えば、セルA1に値「4.5」がある場合、関数の入力欄に「=ODD(A1)」と入力します。
3. Enterキーを押すと、Excelは最も近い奇数に丸められた数値を返します。
使用例
使用例1:ROUND関数との比較
例えば、値「3.6」を2桁で丸める必要がある場合を考えてみましょう。
ROUND関数を使用すると、「=ROUND(3.6,2)」と打つことができます。この場合の結果は「3.60」です。
しかし、EVEN関数を使用する場合は、「=EVEN(3.6)」と打ち込めば、最も近い偶数である「4」に丸められます。
同様に、ODD関数を使用する場合は、「=ODD(3.6)」と打ち込めば、最も近い奇数である「3」に丸められます。
使用例2:商用の丸め
商用の丸めとは、4桁目以降を切り捨てる丸めのことです。金額計算の場合によく使用されます。
例えば、「=EVEN(50.5555)」と打ち込むと、50.56に丸められます。同様に「=ODD(50.5555)」と打ち込むと、50.55に丸められます。
まとめ
EVEN関数とODD関数を使った丸め計算は、Excelの便利な機能です。これらの関数を使うことで、最も近い偶数または奇数に数値を丸めることができます。使用方法をマスターすると、Excelでの数値計算がより正確に行えるようになります。