SEARCH関数とは
SEARCH関数は、指定した文字列が別の文字列内で最初に出現する位置を返す、Excelの文字列関数です。これは、Excelのテキストデータを操作するための重要な機能の1つです。SEARCH関数は、大文字と小文字を区別しません。
使用方法
ステップ1:検索する文字列を指定する
最初に、検索対象となる文字列を指定する必要があります。これは、検索対象となるセルの参照形式で指定します。例えば、A1セルに「Excelとは楽」という文字列がある場合、A1セルを指定します。
ステップ2:検索する文字列を指定する
次に、検索したい文字列を指定する必要があります。これはクォートで囲んだ文字列リテラルで指定します。例えば、検索対象の文字列中に、「Excel」という文字列が出現する位置を確認したい場合、「Excel」を指定します。
ステップ3:SEARCH関数を使う
上記2つのパラメータを関数の引数として指定することで、SEARCH関数を使うことができます。たとえば、A1セルで「Excelとは楽しい」という文字列を検索したい場合、以下のように記述します。
=SEARCH(“Excel”,A1)
この関数を実行すると、「Excel」という文字列が「7」番目に出現することがわかります。
使用例
使用例1:テキストデータを検索する場合
ある社員の名前などのテキストデータをExcelシートに入力することがあります。ここで、その社員の名前がシート上でどこにあるかを検索したい場合、SEARCH関数を使うことができます。例えば、A列に社員の名前がある場合、次のように記述します。
=SEARCH(“John”,A1)
これにより、A1セル内の文字列に「John」が存在する場合、その位置が返されます。
使用例2:評価に基づいた検索
例えば、評価基準に沿った成績をシートに登録し、平均値以上の成績が何人いるかを数え上げたい場合、SEARCH関数を使うことができます。例えば、A1からA10までに、成績評価が入力されている場合、次のように記述します。
=COUNTIF(A1:A10,”>”&SEARCH(“B”,A1:A10))
これにより、「B」以上の評価を受けた人数が数え上げられます。
まとめ
SEARCH関数を使うと、テキストデータから文字列を検索することができます。これは、Excelでテキストデータを操作する際に非常に便利です。SEARCH関数は、文字列の大文字と小文字を区別せずに検索するため、単語の先頭文字の大文字小文字を区別しない検索にも使用することができます。