スライドに背景画像をブラー処理する
マイクロソフトPowerPointには、スライドに背景画像を設定する機能があります。しかし、普通に設定すると背景が目立ちすぎてしまい、本来のメッセージが伝わりにくくなってしまいます。そこで、今回は省略されがちな「ブラー処理」によって、スライドに統一感を与えつつ、メッセージの伝わりやすさをアップさせる方法をご紹介します。
使用方法
ステップ 1: 背景画像を挿入する
まずは、スライドの背景に設定する画像を挿入します。挿入したいスライドを選択し、[デザイン]タブから[背景の書式設定]をクリックし、[背景の書式設定]ダイアログボックスを開きます。ここで[画像またはテクスチャーの塗りつぶし]を選択し、[ファイル]をクリックして背景に設定したい画像を選択します。
ステップ 2: ブラー処理する
次に、背景画像にブラー処理を施します。[書式設定]ダイアログボックスにある[画像効果]から[ブラーアウト]を選択し、程よい効果になるように値を調整します。値を大きくするほどブラー処理が強くなります。また、この機能に加えて[輪郭]や[ファジー]などの効果も併用することで、より自然な背景画像を作り上げることができます。
使用例
使用例1: プレゼンテーション資料の背景に
例えば、大量のデータやグラフが並ぶスライドには、見やすさを保つために背景を白に設定する場合が多いと思います。しかし、そのままの設定だとスライド全体が単調になってしまい、聴衆からの注目を集めにくくなってしまいます。そんな時に、適度なブラー効果を加えた背景画像を設定することで、統一感を持たせ、メッセージの伝わりやすさをアップさせることができます。
使用例2: インフォグラフィックに
インフォグラフィックは、データや数字を分かりやすく伝えるためのグラフィカルな表現方法の一つです。しかし、多くの要素が詰め込まれるため、配色やデザインの統一性が重要になります。そこで、絵や写真を挿入することで、視覚的に見やすさを向上させることができます。その際、背景画像をブラーアウトすることで、見出しやデータなどの要素が強く浮き出る効果があります。
まとめ
スライドに背景画像を設定する際には、ブラー効果を加えることで、統一感を持たせつつ、メッセージの伝わりやすさをアップさせることができます。上手に利用して、聴衆に伝えたい情報を効果的に伝えましょう。