【第1セクション】
Alt+F8を使ったマイクロソフトExcelの便利な機能
マイクロソフトExcelを使っていると、複数のファイルを扱う場合や定型作業を行う際に、手動で同じ処理を何度も繰り返す必要があります。しかし、Excelにはこのような場合でも効率的に作業を行うことができる便利な機能が搭載されています。その中でも、今回は「Alt+F8」キーを使ったマクロの実行について紹介します。
【第2セクション】
使用方法
ステップ1:マクロの記録開始
まず、Excelで実行したい処理を手動で行います。
次に「開発」タブにある「マクロの記録」ボタンをクリックします。
「マクロの記録」ダイアログが表示されますので、マクロに名前をつけて「OK」をクリックします。
Excelが実行する操作を、いつでも再生できるように記録を開始します。
ステップ2:処理の実行と停止
手動で処理を行うときには、AltやCtrlキーを使用して操作する場合があります。そのような場合、Excelは正しくマクロを記録することができないため、マクロ実行中にそれらのキーを使う必要があります。
記録を開始した後、手動で処理を行い終えたら「開発」タブの「マクロの停止」ボタンをクリックして、マクロを停止します。
ステップ3:マクロの呼び出し
作成したマクロを呼び出すには、Alt+F8キーを押します。
表示された「マクロの実行」ダイアログで、実行したいマクロを選択して「実行」ボタンをクリックすると、Excelが自動的に処理を実行してくれます。
【第3セクション】
使用例
使用例1:表の整形
たとえば、Excelで毎日の営業報告書を作成したい場合、表の整形作業が煩雑な作業となります。しかし、マクロを使えば毎回同じ処理を手動で行わずに済みます。
例えば、表のデータの並び替え、行の高さや列の幅の調整、ボーダーや背景色の設定などを一括で実行できます。
使用例2:数式の自動作成
Excelでは、ある列のデータを利用して、別の列に数式を挿入することができます。毎回数式を手動で作成するのは時間がかかるので、マクロを使って自動作成することができます。
この場合、テンプレートのシートを作成しておいて、シートをコピーし、必要な数式を挿入することができます。
【第4セクション】
まとめ
Excelは、膨大なデータを扱うことができる強力なソフトウェアです。しかし、手動で同じ処理を繰り返すのは時間と労力がかかります。そこで、マイクロソフトExcelには「Alt+F8」キーを使ったマクロの実行という便利な機能があります。この機能を使うことで、手作業に時間をかけることなく、定型処理を自動化することができます。ぜひこの機能を活用して、作業の効率化を図ってみてください。