マクロで図形のサイズを自動設定する
マイクロソフトPowerPointは、プレゼンテーション制作に非常に便利なソフトウェアです。しかし、図形のサイズを個別に設定する場合、手作業で行うと時間がかかります。そこで、マクロを活用することで、簡単かつ効率的にサイズの設定を行うことができます。
使用方法
ステップ1:マクロの作成
まず最初に、マクロを作成する必要があります。VBAエディタで新しいマクロを作成し、以下のコードを入力してください。これは、図形のサイズを自動的に設定するためのコードです。
“`
Sub AutoFit()
For Each s In ActiveWindow.Selection.ShapeRange
s.LockAspectRatio = False
s.Height = s.Parent.Height
s.Width = s.Parent.Width
Next s
End Sub
“`
ステップ2:マクロの実行
次に、サイズを自動的に設定したい図形を選択します。そして、Alt + F8キーを押してマクロの一覧から、「AutoFit」を選択し、実行ボタンをクリックします。すると、選択した図形が自動的にスライドのサイズにフィットするようにサイズが変更されます。
使用例
使用例1:スライドの背景に合わせる
スライドの背景に合わせた黒い四角形を作成し、その中に画像を挿入しました。この画像のサイズをスライドの背景に合わせるために、以下の手順でマクロを使用しました。
1. 画像を選択します。
2. Alt + F8キーを押して、「AutoFit」マクロを実行します。
3. 画像がスライドの背景にぴったりと収まるようにサイズが変更されます。
使用例2:スライド内の複数の図形に対して一括で設定する
スライド内に複数の図形があり、それらのサイズを一括で設定したい場合には、以下の手順でマクロを使用しました。
1. 設定したい図形を複数選択します。
2. Alt + F8キーを押して、「AutoFit」マクロを実行します。
3. 選択した図形が全て自動的にスライドのサイズにフィットするようにサイズが変更されます。
まとめ
図形のサイズを自動設定するために、本稿ではマイクロソフトPowerPointのマクロ機能を利用する方法を紹介しました。手作業でのサイズ調整に時間をかける必要がなく、効率的に作業を行うことができるため、プレゼンテーション制作において非常に有用な機能です。是非、活用してみてください。