キャッシュフローの内部収益率を計算するXIRR関数の使い方
XIRR関数は、日付を考慮したキャッシュフローの内部収益率を計算するための関数です。この機能を使用すると、投資分析やプロジェクト評価などで重要な指標を簡単に求めることができます。
使用方法
ステップ1: キャッシュフローを入力する
まず、計算したいキャッシュフローの日付と金額を用意します。日付は最初の投資や入金の日から順に並べる必要があります。また、マイナスの値は出金を示し、プラスの値は入金を示します。
ステップ2: XIRR関数を使用する
計算したいセルに、XIRR関数を入力します。XIRR関数は次のような構文を持っています:
=XIRR(キャッシュフローの範囲, キャッシュフローの日付範囲)
キャッシュフローの範囲には、先ほど入力したキャッシュフローの金額を指定します。キャッシュフローの日付範囲には、先ほど入力したキャッシュフローの日付を指定します。
ステップ3: 結果を確認する
XIRR関数を入力すると、計算結果としてキャッシュフローの内部収益率が表示されます。この値はパーセンテージで表され、投資の収益性を表す指標となります。
使用例
使用例1: 投資プロジェクトの内部収益率の計算
ある投資プロジェクトのキャッシュフローが以下のように与えられているとします:
-100,000円(2020/01/01)
30,000円(2020/03/01)
30,000円(2020/06/01)
40,000円(2020/09/01)
30,000円(2020/12/01)
これらのキャッシュフローを対応するセルに入力し、XIRR関数を使用すると、投資プロジェクトの内部収益率を求めることができます。
まとめ
XIRR関数は、日付を考慮したキャッシュフローの内部収益率を計算するための便利な機能です。投資分析やプロジェクト評価などに活用することで、収益性を的確に評価することができます。ぜひXIRR関数を使って、投資やプロジェクトの収益性を分析してみてください。