使いたくなる便利な機能: マクロを使った自動フィルター
マクロを使って自動フィルターを実行することで、データの素早い集計が可能です。この機能を使うと、大量のデータを効率的に整理し、必要な情報を素早く抽出することができます。
使用方法
ステップ1: 新規マクロの作成
まず、キーボードで「Ctrl + Shift + A」のショートカットを押して、新規マクロを作成します。
ステップ2: VBAコードの記述
マクロが作成されたら、VBAエディタが表示されます。ここで、自動フィルターを実行するためのVBAコードを記述します。例えば、以下のコードは「A2」セルから「B10」セルまでの範囲をフィルターして、特定の値を持つ行だけを表示するものです。
“`vba
Sub AutoFilterMacro()
ActiveSheet.Range(“A2:B10″).AutoFilter Field:=1, Criteria1:=”値の条件”
End Sub
“`
このコードでは、フィルターの対象範囲を「A2:B10」に設定し、1列目(Field:=1)の値が「値の条件」と一致する行を表示します。
ステップ3: マクロの実行
VBAコードが記述されたら、エディタを閉じてExcelに戻ります。実行したいシート上で、マクロを実行したいセルを選択し、キーボードで「Ctrl + Shift + A」を押します。すると、VBAコードが実行され、自動フィルターが適用されます。
使用例
使用例1: カテゴリごとの売上集計
ある会社の売上データがExcelシートに記録されているとします。カテゴリごとに売上を集計したい場合、自動フィルターを使用することで、簡単に集計することができます。以下の手順を実行してください。
1. データのあるセル範囲を選択します。
2. キーボードで「Ctrl + Shift + A」を押して、新規マクロを作成します。
3. VBAエディタで、選択したセル範囲を自動フィルターするVBAコードを記述します。
4. エディタを閉じて、マクロを実行します。
5. 「カテゴリ」列のフィルターを使い、集計したいカテゴリを選択します。
6. フィルタリングされたデータから必要な情報を取得します。
このようにすることで、特定のカテゴリに関連する売上データだけを素早く抽出し、集計することができます。
まとめ
マクロを使った自動フィルターは、大量のデータを素早く整理し、必要な情報を効率的に抽出するための便利な機能です。Ctrl + Shift + Aで新規マクロを作成し、VBAコードを記述することで、データのフィルタリングを自動化することができます。使用例を通じて、この機能の実践的な活用方法を紹介しました。ぜひ、この機能を使って作業効率を向上させてください。