VLOOKUP関数を使って他シートからデータを引っ張ってきて表を作成する
VLOOKUP関数は、Excelの便利な機能の一つです。他のシートから必要なデータを引っ張ってきて、表を作成する際にとても役立ちます。この機能を使うと、データの一致条件に基づいて他のシートからデータを取得し、新しい表を作成できます。
使用方法
ステップ1: データの取得先のシートを選択
まず、新しい表を作成するシートを選択します。VLOOKUP関数を使用するセルをクリックし、関数の入力を開始します。
ステップ2: VLOOKUP関数を入力
次に、VLOOKUP関数を入力します。関数の構文は以下の通りです。
=VLOOKUP(検索値, テーブル範囲, 列番号, 近似一致)
ステップ3: 引っ張ってくるデータの検索値を指定
検索値とは、他のシートから引っ張ってくるデータの基準となる値です。この値をクリックして指定します。例えば、他のシートの従業員名簿の中から特定の従業員の情報を引っ張ってくる場合、検索値に従業員の名前を指定します。
ステップ4: 引っ張ってくるデータの範囲を指定
テーブル範囲は、引っ張ってくるデータが格納されている範囲を指定します。他のシートからのデータを取得する場合、データが格納されているシートと範囲を指定します。
ステップ5: 引っ張ってくるデータの列番号を指定
列番号は、引っ張ってくるデータがどの列にあるかを指定します。例えば、従業員名簿の中で従業員の氏名が格納されている列が3列目なら、列番号に3を指定します。
ステップ6: 近似一致の有無を指定
近似一致は、検索値と一致する値がない場合に、最も近い値を引っ張ってくるかどうかを指定するオプションです。真偽値(TRUEまたはFALSE)で指定します。近似一致を有効にする場合はTRUE、無効にする場合はFALSEを指定します。
使用例
使用例1: 商品名の一致するデータを引っ張ってくる
例えば、別のシートに商品名と価格が記載されている場合、商品名を指定して該当する価格を引っ張ってくることができます。VLOOKUP関数を使用し、商品名を検索値として指定し、価格を取得します。
使用例2: 従業員名を入力するとその情報を引っ張ってくる
従業員名簿が別のシートにあり、従業員の名前、所属部署、役職などが記載されている場合、従業員名を入力すればその情報を取得することができます。
まとめ
VLOOKUP関数を使って他のシートからデータを引っ張ってきて表を作成することは、Excelを効果的に利用するための重要なスキルです。この機能を活用することで、膨大なデータを効率的に整理し、必要な情報を取得することができます。是非、VLOOKUP関数を使って便利な表を作成してみてください。