データセット内のn番目に大きい・小さい値を求める方法
データ分析やランキング作成など、データセット内のn番目に大きい・小さい値を求める場面は多いです。ExcelのLARGE関数とSMALL関数を利用すると、簡単にこれらの値を取得することができます。
使用方法
ステップ1: LARGE関数を使用してn番目に大きい値を取得する
1. 取得したい値が格納されている範囲を指定します。例えば、A1からA10までの範囲を取得する場合は、LARGE関数の第1引数に「A1:A10」と入力します。
2. 大きい順に並び替えたい個数を指定します。例えば、3番目に大きい値を取得する場合は、LARGE関数の第2引数に「3」と入力します。
3. 関数を入力するセルで、以下のように式を入力します。例えば、B1セルに結果を表示する場合は、B1セルに「=LARGE(A1:A10, 3)」と入力します。
ステップ2: SMALL関数を使用してn番目に小さい値を取得する
1. 取得したい値が格納されている範囲を指定します。例えば、A1からA10までの範囲を取得する場合は、SMALL関数の第1引数に「A1:A10」と入力します。
2. 小さい順に並び替えたい個数を指定します。例えば、2番目に小さい値を取得する場合は、SMALL関数の第2引数に「2」と入力します。
3. 関数を入力するセルで、以下のように式を入力します。例えば、B2セルに結果を表示する場合は、B2セルに「=SMALL(A1:A10, 2)」と入力します。
使用例
使用例1: 学生のテストの点数ランキング
1. A列に学生の名前を、B列にテストの点数を入力します。
2. C列にLARGE関数を使用して、上位3位の点数を取得します。C1セルに「=LARGE(B1:B10, 1)」を入力し、C2セルに「=LARGE(B1:B10, 2)」を入力します。
3. D列にSMALL関数を使用して、下位2位の点数を取得します。D1セルに「=SMALL(B1:B10, 9)」を入力し、D2セルに「=SMALL(B1:B10, 10)」を入力します。
使用例2: 売上データの月間トップ3ランキング
1. A列に製品名を、B列に月間売上を入力します。
2. C列にLARGE関数を使用して、上位3位の売上を取得します。C1セルに「=LARGE(B1:B10, 1)」を入力し、C2セルに「=LARGE(B1:B10, 2)」を入力します。
3. D列にSMALL関数を使用して、下位2位の売上を取得します。D1セルに「=SMALL(B1:B10, 9)」を入力し、D2セルに「=SMALL(B1:B10, 10)」を入力します。
まとめ
LARGE関数とSMALL関数は、Excelでデータセット内のn番目に大きい・小さい値を取得する際に便利です。データ分析やランキング作成などで活用して、効率的な作業を行いましょう。