IFERROR関数を使ってエラーハンドリングする方法
エクセルを使用していると、データの引用や計算式においてエラーが発生することがあります。エラーが発生した場合には、代替値を表示したり、エラーを無視して計算を続行したりするための関数があります。
使用方法
ステップ1: IFERROR関数を選択する
「IFERROR」関数を使用するには、まずセルを選択し、関数入力バーに「=IFERROR(」と入力します。
ステップ2: エラーが発生する式を入力する
次に、エラーが発生する可能性のある式を入力します。たとえば、セルA2とセルB2を加算する計算式「=A2+B2」があります。
ステップ3: 式がエラーを返した場合の代替値を入力する
IFERROR関数では、エラーが発生した場合に表示する代替値を指定する必要があります。セルC2にエラーが発生した際に表示する代替値を入力します。たとえば、「エラー」と表示したい場合は、C2に「エラー」と入力します。
ステップ4: 閉じ括弧を入力して計算を完了する
IFERROR関数の閉じ括弧「)」を入力し、エンターキーを押して計算を完了します。
これで、指定した式がエラーを返した場合には、代替値が表示されます。
使用例
使用例1: エラーが発生する場合に代替値を表示する
例えば、セルA2に「10」、セルB2に「文字列」と入力されている場合、A2とB2を加算する計算式「=A2+B2」ではエラーが発生します。この場合、IFERROR関数を使ってエラーをハンドリングし、代替値として「エラー」と表示することができます。
以下の手順で設定します。
1. 関数入力バーに「=IFERROR(A2+B2, “エラー”)」と入力します。
2. エンターキーを押して計算を完了します。
すると、セルには「エラー」と表示されます。
まとめ
今回はIFERROR関数を使用してエラーハンドリングする方法について紹介しました。IFERROR関数を使うことで、エラーが発生した場合に代替値を表示することができます。計算式などでエラーが発生する可能性がある場合には、IFERROR関数を活用してスムーズなデータ処理を行いましょう。