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支払い分析の達人!IPMT&PPMT関数

【第1セクション】ローン解析における利息支払いと元金支払いの計算方法

【第2セクション】使用方法

使用方法

ステップ1: IPMT関数を使って利息支払いを計算する

IPMT関数は、指定した期間のローンの利息支払い額を計算するために使用します。

例えば、以下のようなセルにIPMT関数を入力することで、特定の期間の利息支払い額を計算できます。

=IPMT(年利率, 期数, 総期数, ローン金額)

年利率: ローンの年間利率(小数点で表記)

期数: 利息支払いを計算したい期間(1から始まる番号で表記)

総期数: ローンの総期数

ローン金額: ローンの総額

この関数は負の値を返すため、利息支払い額の符号を反転させる必要があります。

ステップ2: PPMT関数を使って元金支払いを計算する

PPMT関数は、指定した期間のローンの元金支払い額を計算するために使用します。

以下のようにPPMT関数を入力することで、特定の期間の元金支払い額を計算できます。

=PPMT(年利率, 期数, 総期数, ローン金額)

年利率: ローンの年間利率(小数点で表記)

期数: 元金支払いを計算したい期間(1から始まる番号で表記)

総期数: ローンの総期数

ローン金額: ローンの総額

同様に、この関数も負の値を返すため、元金支払い額の符号を反転させる必要があります。

【第3セクション】使用例

使用例

使用例1: ローンの利息支払いと元金支払いの計算

以下の例では、年間利率4%、借入額$100,000、返済期間10年のローンについて、特定の期間における利息支払い額と元金支払い額を計算します。

利息支払い額の計算: =ABS(IPMT(0.04/12, 1, 120, 100000))

元金支払い額の計算: =ABS(PPMT(0.04/12, 1, 120, 100000))

上記の計算では、利息支払いと元金支払いの額は負の値で表示されるため、結果の符号を反転させるためにABS関数を使用しています。

使用例2: ローンの利息支払いと元金支払いを全期間にわたって計算

以下の例では、年間利率5%、借入額$50,000、返済期間5年のローンについて、全期間にわたる利息支払い額と元金支払い額を計算します。

利息支払い額の計算: =SUM(IPMT(0.05/12, ROW(1:60), 60, 50000))

元金支払い額の計算: =SUM(PPMT(0.05/12, ROW(1:60), 60, 50000))

上記の計算では、ROW関数を使って期数を自動的に生成し、SUM関数を使って全期間の利息支払いと元金支払いの合計を計算しています。

【第4セクション】まとめ

まとめ

IPMT関数とPPMT関数を使うことで、ローンの利息支払いと元金支払いを個別に計算することができます。

これらの関数は特定の期間の支払い額を計算するだけでなく、全期間にわたる利息支払いと元金支払いの合計も計算することができます。

ローン解析や資金計画など、財務管理において非常に便利な機能です。

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