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「スムーズなプレゼンを目指そう!マクロでスライドのプロパティを自動設定する方法」

マクロでスライドのプロパティを自動設定する

PowerPointのマクロ機能を使って、複数のスライドに同じプロパティを設定することは可能です。この機能は、プレゼンテーションの一貫性を保つために非常に便利です。

使用方法

ステップ1: マクロを作成する

最初に、PowerPointのVisual Basic for Applications(VBA)エディタを開きます。ALT + F11キーを押すと、エディタが開きます。次に、新しいモジュールを作成します。右クリックして「挿入」と選択し、「モジュール」を選択します。

ステップ2: プロパティを設定するコードを記述する

マクロを作成したら、プロパティを設定するためのコードを記述します。例えば、タイトルフォントをArialに設定したい場合は、以下のコードを使用します。

“`vba
Sub SetTitleFont()
Dim Slide As Slide
Dim Shape As Shape
For Each Slide In ActivePresentation.Slides
For Each Shape In Slide.Shapes
If Shape.HasTextFrame Then
If Shape.TextFrame.HasText Then
If Shape.TextFrame.TextRange.Font.Name <> “Arial” Then
Shape.TextFrame.TextRange.Font.Name = “Arial”
End If
End If
End If
Next
Next
End Sub
“`

ステップ3: マクロを実行する

マクロが完成したら、実行することでプロパティが自動設定されます。マクロを実行するには、VBAエディタを閉じてPowerPointに戻り、ALT + F8キーを押してマクロの実行ウィンドウを開きます。実行するマクロを選択し、実行ボタンをクリックします。

使用例

使用例1: タイトルフォントの設定

プレゼンテーション全体のタイトルフォントを一度に設定することができます。例えば、プレゼンテーションのタイトルフォントを全てArialに変更する場合、上記のコードを使用します。

使用例2: テキストボックスの設定

特定のスライドにのみテキストボックスを追加し、そのテキストボックスのフォントサイズを変更することもできます。例えば、スライド5のテキストボックスを14ポイントに変更する場合、以下のコードを使用します。

“`vba
Sub SetTextBox()
Dim Slide As Slide
Dim Shape As Shape
For Each Slide In ActivePresentation.Slides
If Slide.SlideNumber = 5 Then
For Each Shape In Slide.Shapes
If Shape.Type = msoTextBox Then
Shape.TextFrame.TextRange.Font.Size = 14
End If
Next
End If
Next
End Sub
“`

まとめ

マクロ機能を使用すると、PowerPointのスライドに一貫性のあるプロパティを簡単に設定することができます。マクロを作成し、適切なコードを書くことで、プレゼンテーションのスタイルを統一し、時間と労力を節約することができます。是非、この機能を活用して効率的なプレゼンテーション作成を行ってみてください。

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