マクロでスライドショーの速度を自動調整する
PowerPointのスライドショーをプレゼンテーションする際、スライドの切り替え速度は重要です。しかし、スライドごとに速度を手動で調整するのは面倒ですよね。そこで、マクロを使ってスライドショーの速度を自動調整する方法を紹介します。
使用方法
ステップ1: マクロの作成
まず、PowerPointの「開発」タブに移動し、「マクロの記録」をクリックします。マクロの名前を入力し、「OK」をクリックして録音を開始します。次に、スライドショーの速度を調整するために「スライドショー」->「スライドの切り替え時間」に移動し、理想の速度を設定します。設定が完了したら、録音を停止します。
ステップ2: マクロの編集
マクロが録音されたら、マクロの編集画面が表示されます。そこで、以下のマクロを追加してください。
“`vba
Sub AutoAdjustSlideShowSpeed()
Dim slideCount As Integer
Dim slideShowTime As Integer
Dim slideShowSpeed As Integer
‘ スライド数を取得
slideCount = ActivePresentation.Slides.Count
‘ スライドショーの速度を取得
slideShowTime = ActivePresentation.SlideShowSettings.AdvanceTime
‘ スライドごとの速度を計算
slideShowSpeed = slideShowTime / slideCount
‘ スライドごとの速度を設定
For Each slide In ActivePresentation.Slides
slide.SlideShowTransition.AdvanceOnTime = True
slide.SlideShowTransition.AdvanceTime = slideShowSpeed
Next slide
End Sub
“`
ステップ3: マクロの実行
マクロが編集されたら、「マクロの実行」をクリックし、先ほど追加した「AutoAdjustSlideShowSpeed」を選択します。すると、スライドショーのスピードが自動的に調整されます。
使用例
使用例1: プレゼンテーションの効果的な速度調整
例えば、あなたのプレゼンテーションには10枚のスライドがあります。スライドショーの速度を自動調整するために、上記の手順に従ってマクロを作成し、実行します。すると、各スライドの切り替え時間が自動的に調整され、円滑なプレゼンテーションが可能となります。
使用例2: 変更に柔軟に対応する
もしプレゼンテーションのスライド数が増減した場合でも、マクロを実行するだけでスライドショーの速度が自動的に調整されるため、手動で変更する手間が省かれます。
まとめ
マクロを使ってスライドショーの速度を自動調整すると、プレゼンテーションがスムーズに進行し、効果的な配信が可能となります。手動で速度を調整する手間を省き、変更に柔軟に対応できるので、是非試してみてください。