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セルアドレス生成のプロ!ADDRESS関数

ADDRESS関数を使ってセルアドレスを作成し、動的セル参照に活用する方法

ADDRESS関数は、指定した行番号と列番号からセルのアドレスを作成するための関数です。この関数を使うことで、セルの位置を動的に参照することができます。以下に、ADDRESS関数の使用方法と具体的な使用例を説明します。

使用方法

ステップ1: =ADDRESS関数をセルに入力する

セルに以下のようにADDRESS関数を入力します。セルが参照したいセルの行番号と列番号を引数として渡します。

=ADDRESS(行番号, 列番号)
ステップ2: 動的に参照したいセルの行番号と列番号を指定する

ADDRESS関数の引数として、動的に参照したいセルの行番号と列番号を指定します。たとえば、A1セルの行番号が1で列番号が1の場合、以下のようになります。

=ADDRESS(1, 1)
ステップ3: セルに入力したADDRESS関数を確認する

入力したADDRESS関数が正しく動作していることを確認するために、セルを選択して入力内容を確認します。ADDRESS関数に指定した行番号と列番号に対応するセルのアドレスが表示されるはずです。

使用例

使用例1: 動的なセル参照が必要な場合

セルA1に数値が入力されており、そのセルの値を参照するセルがある場合を考えます。以下の手順で実現します。

ステップ1: ADDRESS関数を使ってセルアドレスを作成する

セルB1に以下のようにADDRESS関数を入力します。

=ADDRESS(1, 1)
ステップ2: 動的なセル参照を作成する

セルC1に以下のようにセルB1を参照する式を入力します。

=INDIRECT(B1)

このようにすることで、セルC1は常にセルA1の値を参照するようになります。セルA1の値を変更すると、セルC1も自動的に変更されます。

使用例2: 複数のセルの値を参照する場合

セルA1からA3に数値が入力されている場合を考えます。以下の手順でセルB1にA1からA3までのセルの合計値を表示します。

ステップ1: ADDRESS関数を使ってセルアドレスを作成する

セルB1からB3に以下のようにADDRESS関数を入力します。

=ADDRESS(行番号, 1)
=ADDRESS(行番号, 2)
=ADDRESS(行番号, 3)
ステップ2: 各セルの値を参照し、合計値を計算する

セルC1に以下のように合計値を計算する式を入力します。

=SUM(INDIRECT(B1) : INDIRECT(B3))

このようにすることで、セルC1にA1からA3までのセルの合計値が表示されます。

まとめ

ADDRESS関数を使ってセルのアドレスを作成し、動的なセル参照を実現することができます。この機能を活用することで、特定のセルの値を常に参照したり、複数のセルの値をまとめて計算することが容易になります。動的なセル参照を活用することで、スプレッドシートでの作業効率を向上させることができます。

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