【第1セクション】
INDIRECT関数を使ってセルアドレスを参照する方法
ExcelのINDIRECT関数は、文字列で指定されたセルアドレスを参照するための関数です。この機能を使うことで、セルの参照範囲を柔軟に変更できます。たとえば、同じ計算を一連のセルに対して反復する必要がある場合、INDIRECT関数を使用すると参照範囲を変更せずに簡単に計算を実行できます。
【第2セクション】
使用方法
ステップ1: INDIRECT関数を使うセルを選択する
まず、INDIRECT関数を使いたいセル(例:A1セル)を選択します。
ステップ2: “=INDIRECT(“セルアドレス”)”と入力する
選択したセルに”=INDIRECT(“セルアドレス”)”と入力します。セルアドレスは、参照したいセルのアドレスを文字列で指定します。
例えば、A1セルを参照したい場合、”A1″という文字列を指定します。
ステップ3: エンターキーを押して計算する
入力したINDIRECT関数を含むセルでエンターキーを押すと、指定したセルアドレスに対応する値が表示されます。
【第3セクション】
使用例
使用例1: 動的なセル参照
セルA1に数値を入力し、セルA2にはA1セルの値を参照したいとします。この場合、A2セルに “=INDIRECT(“A1”)”と入力することで、A1セルの値を参照できます。もし、A1セルの値を変更した場合、A2セルは自動的に変更されます。
使用例2: シート名を動的に参照する
複数のシートに同じ構造のデータがある場合、特定のシートの値を参照する必要があります。INDIRECT関数を使用することで、動的にシート名を参照することができます。
例えば、セルA1にシート名(例:Sheet1)を入力し、セルB1にはSheet1のA2セルの値を参照したいとします。この場合、B1セルに “=INDIRECT(A1&”!A2″)”と入力することで、Sheet1のA2セルの値を参照できます。シート名をA1セルに変更すれば、自動的に参照するシートも変更されます。
【第4セクション】
まとめ
INDIRECT関数は、文字列で指定されたセルアドレスを参照することができる便利な機能です。動的なセル参照やシート名の参照に使用することで、効率的な作業を行うことができます。INDIRECT関数を上手に活用して、より柔軟なセル参照を行ってみてください。