【第1セクション】
ISNUMBER関数で、セルが数値かどうか判定
Excelでは、数値の計算を行うためにデータを入力しますが、間違ったデータが入力された場合、計算結果に誤りを生じることがあります。ISNUMBER関数を使えば、入力されたデータが数値かどうか判定し、誤ったデータが入力された場合にエラーを早期に発見することができます。この関数は、特に大量のデータを扱う場合には非常に効果的です。以下では、ISNUMBER関数の使用方法を紹介します。
【第2セクション】
使用方法
ステップ1
判定したいセルをクリックします。
ステップ2
関数入力欄(fxと書かれているところ)に「=ISNUMBER(A1)」と入力し、Enterキーを押します。ここで、A1は対象とするセルのアドレスに置き換えます。
ステップ3
関数が正しく入力されると、判定結果として「TRUE」または「FALSE」が表示されます。TRUEは数値であることを意味し、FALSEは数値ではないことを意味します。
【第3セクション】
使用例
使用例1:データの入力チェック
ある銀行が顧客情報をExcelで管理しているとします。口座開設時に顧客が入力する年齢が数値で入力されているかどうかを確認するために、ISNUMBER関数を使います。例えば、セルA1に年齢が入力されている場合、以下のように判定できます。
=ISNUMBER(A1)
もし、年齢のセルに数値以外が入力されていた場合、FALSEが返ります。このように、ISNUMBER関数を使うことで、誤ったデータの入力を事前に防止することができます。
使用例2:条件付き書式
Excelでは、条件付き書式を使って、一定の条件を満たすセルに対し、色や罫線などの書式設定を行うことができます。この場合、ISNUMBER関数を使って、数値が入力されているセルだけに書式設定を行うことができます。例えば、以下のように条件付き書式を設定できます。
[選択したセル] > [条件付き書式] > [新しいルールを作成] > [式を使って書式設定] を選択し、以下の式を入力します。
=ISNUMBER(A1)
ここで、セルA1は書式設定を適用する範囲に置き換えます。このように、ISNUMBER関数を使って条件付き書式を設定することで、数値データの視認性を高めることができます。
【第4セクション】
まとめ
ISNUMBER関数は、入力されたデータが数値であるかどうかを判定するための関数であり、本記事ではその使用方法を紹介しました。この関数は、データの入力チェックや条件付き書式、あるいは処理の速度向上など、様々な場面で活用することができます。大量のデータを扱う場合には、この関数を積極的に活用することで、効率的なExcel作業を実現しましょう。