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集計の達人!SUBTOTAL関数

ヒント:SUBTOTAL関数の使い方

SUBTOTAL関数は、Excelでの簡単で迅速な集計を可能にする関数です。この関数は、与えられた範囲内のデータに対して集計関数を適用することができ、フィルタリングに対応しているため非常に便利です。この記事では、SUBTOTAL関数の使用方法についての詳細を提供していきます。

使用方法

ステップ1:集計対象のデータを選択する

まず、集計したいデータを選択します。これには、タイトル行を含んでいる必要があります。

ステップ2:サブトータルを挿入する

次に、サブトータルを挿入するために、挿入したいセルにカーソルを移動します。ここで、関数を挿入する入力バーに以下の関数を入力します:

=SUBTOTAL(function_num, range)

ここで、”function_num”は適用する集計関数の種類を指定し、数字で表します。”range”は集計するデータ範囲を指定します。

ステップ3:関数番号を選択する

関数番号は集計したい関数によって異なります。例えば、SUM関数の場合は9、AVERAGE関数の場合は1が関数番号になります。以下にいくつかの一般的な関数とそれに対応する関数番号を示します。

– AVERAGE :1
– COUNT :2
– COUNTA:3
– MAX :4
– MIN :5
– PRODUCT :6
– STDEV :7
– STDEVP :8
– SUM :9
– VAR :10
– VARP :11

ステップ4:データ範囲を指定する

SUBTOTAL関数を適用するデータ範囲を指定します。これには、頭に表のタイトル行を含むすべてのデータを選択する必要があります。ここで、使用するデータ範囲内にフィルタが適用されている場合でも、フィルタされた結果が自動的に反映されます。

使用例

使用例1:SUM関数を使用したデータの合計を計算する

例として、”Sales”データ範囲内の商品の合計金額を計算します。

  1. 「SUM」関数に対応する関数番号「9」を指定します。
  2. データ範囲を指定するために、”B2:B15″の範囲を選択します。
  3. 挿入位置を選んで、”=SUBTOTAL(9, B2:B15)”と入力します。
使用例2:AVERAGE関数を使用したデータの平均値を計算する

例として、”Expenses” データ範囲内の支出の平均を計算します。

  1. “Expenses”データ範囲を選択します。
  2. 「AVERAGE」関数に対応する関数番号「1」を指定します。
  3. それが終わったら、”=SUBTOTAL(1, C2:C15)”と入力します。

まとめ

SUBTOTAL関数は、Excelで簡単で迅速な集計を可能にする便利な関数です。正しい関数番号と適切なデータ範囲を指定することで、様々なタイプの集計を行うことができます。また、フィルタリングに対応しているため、データがフィルタリングされた場合でも正確な結果を得ることができます。

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