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「位置がズレて困る!マクロでテキストボックスの位置を自動調整する方法」

マクロでテキストボックスの位置を自動調整する

PowerPointで大量のスライドを作成する場合、複数のテキストボックスを配置する必要がある場合があります。しかし、スライドを追加したり、テキストボックスの内容を変更したりすると、テキストボックスが重なって見づらくなることがあります。このような場合には、マクロを使ってテキストボックスの位置を自動的に調整することができます。

使用方法

ステップ1:マクロを記録する

「開発」タブの「マクロの記録」をクリックして、マクロの記録を開始します。

ステップ2:テキストボックスを配置する

スライド上に新しいテキストボックスを配置します。

ステップ3:マクロを停止する

マクロの記録を停止します。

ステップ4:マクロを編集する

「開発」タブの「Visual Basic」をクリックしてエディタを開き、先ほど記録したマクロを開きます。次に、以下のコードを追加します。

Sub Arrange_Textboxes()
Dim sld As Slide
Dim shp As Shape
Dim nextTop As Variant
For Each sld In ActivePresentation.Slides
    For Each shp In sld.Shapes
        If shp.Type = msoTextBox Then
            shp.Top = nextTop
            nextTop = shp.Top + shp.Height + 10
        End If
    Next shp
    nextTop = 0
Next sld
End Sub

このコードでは、各スライド上のすべてのテキストボックスを順番に処理して、上端(Top)の位置を変更しています。具体的には、各スライドの最初のテキストボックスの位置(Top)を0に設定し、次のテキストボックスの上端位置を、前のテキストボックスの高さに10を足した値に設定することで、テキストボックスを自動的に整列します。

使用例

使用例1:スライド数が多い場合

スライド数が多く、テキストボックスを数多く配置する必要がある場合には、自動的に整列できるマクロが大変便利です。

使用例2:時間の短縮

手動でテキストボックスを整列すると時間がかかりますが、このマクロを使えば簡単かつ迅速に整列できます。

まとめ

このようにPowerPointでは、マクロを使って手動で整列する手間を省くことができます。このマクロを使ってスライドをスムーズかつ効率的に作成してみてください。

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