営業日数を計算するためのNETWORKDAYS関数の使い方
Microsoft Excelには、営業日の数を計算するための便利な関数、NETWORKDAYSがあります。この関数を使って、プロジェクト期間や納期計算をすることができます。
使用方法
ステップ1: 関数の入力
まず、セルに関数を入力します。関数は、以下のような形式になります。
=NETWORKDAYS(開始日, 終了日, [祝祭日])
開始日と終了日は必須の引数で、祝祭日は省略可能です。
ステップ2: 開始日と終了日の入力
次に、計算したい期間の開始日と終了日を入力します。たとえば、A1セルに開始日、B1セルに終了日を入力します。開始日と終了日は、日付形式である必要があります。
ステップ3: 祝祭日の入力
祝祭日があれば、C1セル以降に祝祭日を入力します。C1セルには、祝祭日のタイトルを入力し、他のセルに日付を入力します。ただし、祝祭日は平日であっても含まれないため、注意が必要です。
ステップ4: 関数の呼び出し
関数を使って、営業日数を計算します。たとえば、D1セルに以下の関数を入力します。
=NETWORKDAYS(A1,B1,C1:C10)
この場合、A1セルが開始日、B1セルが終了日、C1:C10セルが祝祭日の範囲となります。
使用例
使用例1: プロジェクト期間の計算
あるプロジェクトの開始日が2021年6月1日、終了日が6月30日であるとします。この期間には、以下の2日が祝祭日として含まれます。
- 2021年6月7日
- 2021年6月14日
この場合、以下のように関数を使って営業日数を計算できます。
=NETWORKDAYS("2021/6/1", "2021/6/30", {"2021/6/7", "2021/6/14"})
この場合、プロジェクト期間の営業日数は19日となります。
使用例2: 納期の計算
ある製品の製造と検査にはそれぞれ10営業日が必要であるとします。この製品の出荷予定日が2021年7月1日である場合、生産開始日は、以下のように計算できます。
- 製造: 2021年6月17日
- 検査: 2021年6月29日
このように、NETWORKDAYS関数を使って営業日数を計算することで、納期をより正確に見積もることができます。
まとめ
NETWORKDAYS関数は、営業日数を計算するための便利な関数です。プロジェクトの期間や納期を正確に計算するために、積極的に活用していきましょう。