【第1セクション】
RANK関数を使ってデータの順位を計算しよう!
セールスランキングや試験成績順位など、データを集計する際に順位を計算したい場合があります。そんな時に便利なのが、ExcelのRANK関数です。RANK関数を使えば、データを簡単に順位付けできます。
【第2セクション】
使用方法
ステップ1:RANK関数の基本構文を理解する
RANK関数は基本的に以下のような構文になります。
=RANK(検索したい値, 基準となるデータの範囲, [昇順・降順])
例えば、A1からA10までのデータの中で、B3が何番目に大きいかを求める場合、以下のようにRANK関数を使います。
=RANK(B3, A1:A10, 0)
ここで、[昇順・降順]には0またはFALSEを指定すると降順に、1またはTRUEを指定すると昇順にランクを計算します。
ステップ2:RANK関数を使ってデータの順位を計算する
実際にRANK関数を使って、データの順位を計算してみましょう。
- ランクを計算したいセルに「=RANK(検索したい値, 基準となるデータの範囲, [昇順・降順])」と入力します。
- 検索したい値には、ランクを計算したい数値、基準となるデータの範囲には、ランクを計算したいデータが入っているセルの範囲を指定します。
- [昇順・降順]には、降順にランクを計算したい場合は0またはFALSE、昇順にランクを計算したい場合は1またはTRUEを指定します。
- Enterキーを押すと、指定したセルにデータの順位が表示されます。
【第3セクション】
使用例
使用例1:セールスランキングの計算
ある期間の商品売り上げデータがあり、それぞれの商品についてセールスランキングを計算したい場合には以下のようにします。
- セールスランキングを計算するセルに「=RANK(検索したい値, 基準となるデータの範囲, 0)」と入力します。
- 検索したい値には、計算したい商品の売り上げ数値、基準となるデータの範囲には、全商品の売り上げ数値が入っているセルの範囲を指定します。
- Enterキーを押すと、各商品のセールスランキングが表示されます。
使用例2:試験成績の順位の計算
ある試験の成績データがある場合に、各受験者の順位を計算したい場合には以下のようにします。
- 順位を計算するセルに「=RANK(検索したい値, 基準となるデータの範囲, 1)」と入力します。
- 検索したい値には、計算したい受験者の点数、基準となるデータの範囲には、全受験者の点数が入っているセルの範囲を指定します。
- Enterキーを押すと、各受験者の順位が表示されます。
【第4セクション】
まとめ
今回はExcelのRANK関数の使い方について解説しました。RANK関数を使うことで、セールスランキングや試験成績の順位など様々なデータ集計に役立ちます。ぜひ、実務での活用に挑戦してみてください。