定期的な支払いに基づく利率を計算するRATE関数
RATE関数は、定期的に一定金額の支払いがある場合や、債券の利回りを計算する場合に活用されます。この関数は、定期的支払いの金額や期間、現在価値、最終的な価格を入力することで、式の利率を計算します。具体的には、以下のように用いることができます。
使用方法
ステップ1:RATE関数を選択する
Excelのウィンドウ上に、RATE関数を入力するセルを選択します。その後、セル内に「=RATE(」と入力し、関数の概要が表示されたら「Ctrl + A」を押して、全ての構文パラメーターを表示します。
ステップ2:構文パラメーターを入力する
RATE関数の構文パラメーターを次のように設定します。
nper: 定期的に行われる支払いの総期間(数値型)
pmt: 各期に支払われる金額(数値型)
pv: 現在価値(数値型)
fv: 未来価値(数値型、省略可能)
type: 支払状況(0または1、省略可能)
ステップ3:関数を確定する
上記のパラメータを設定完了したら、閉じカッコを入力して関数を確定し、Enterを押して計算を行います。
使用例
使用例1:住宅ローンの月々の返済金利の計算
想定されるローン金額300万円、年利率2.5%、20年払い戻し期間を設定します。この場合、毎月の返済額を求めるには以下のようにRATE関数を使用することができます。
=RATE(20*12, -3000000, 0, FV, 1)*12*100
この関数は、毎月の返済額を求めるために必要な金利を計算するのに役立ちます。
使用例2:債券投資の利回り計算
想定される債券の額面は10000円、期間は5年、クーポンレートは6%の場合、RATE関数を使用して債券の利回りを計算することができます。
=RATE(5, 0-600, 10000, 0, 0)*100
この関数は、債券の利回りを計算するために役立ちます。
まとめ
ExcelのRATE関数は、定期的な一定金額の支払いがある場合や、債券の利率を計算する場合に便利です。RATE関数を使用することで、定期的な支払いに基づく利率を計算し、金利分析に活用することができます。