使いやすい通貨形式を作成する：DOLLAR関数の使い方
Microsoft Excelで数値を通貨形式の文字列に変換することはよくあります。通貨形式にすることで、金額がわかりやすくなり、請求書や予算管理に役立ちます。そのために、DOLLAR関数を利用する方法を紹介します。
使用方法
ステップ1：セルを選択
変換したい数値を含むセルを選択します。
ステップ2：DOLLAR関数を入力
「=DOLLAR(A1)」と入力します（A1は変換したいセルの場所に応じた適切なセル参照を入力してください）。この関数を使用すると、指定したセルの数値が通貨形式に変換され、ドル記号が表示されます。
使用例
使用例1：税金計算
あなたは、商品の値段を計算しています。商品価格が1000ドルで、税金が10％かかるとします。通常の計算結果は「1100」となってしまいますが、この値を通貨形式で表示したいと思います。
以下の方法で数値を通貨形式に変換することができます。
1. 商品価格が格納されたセルを選択します。
2. DOLLAR関数を入力します。「=DOLLAR(A1)」と入力します。
3. 関数を実行すると、1000が通貨形式の「$1,000.00」として表示されます。
4. 小数点以下2桁まで表示させたい場合は、DOLLAR関数の引数に「2」を追加します。例：「=DOLLAR(A1,2)」。
使用例2：請求書作成
あなたは、ビジネスで請求書を作成しています。請求書には、明細ごとに商品名、数量、単価、小計が必要です。最後に、合計金額を算出し、通貨形式で表示させたいと思います。
以下の方法で数値を通貨形式に変換することができます。
1. 合計金額が格納されたセルを選択します。
2. DOLLAR関数を入力します。「=DOLLAR(SUM(F2:F10))」と入力します。SUM関数は、選択した期間内の数値の合計を計算します。
3. 関数を実行すると、通貨形式の金額が表示されます。
まとめ
DOLLAR関数を使えば、Excelで使いやすい通貨形式を簡単に作成できます。この関数の使用により、数値をわかりやすく見せ、ビジネスの活動に役立てることができます。
