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条件分岐のプロ!SWITCH関数

SWITCH関数を使ったシンプルな条件分岐の実装

SWITCH関数は、Excelの関数の1つであり、値に応じて複数の条件分岐を行い、結果を選択することができます。この関数は、複雑なIF文をシンプルに実装するのに便利です。以下では、SWITCH関数の使用方法、具体的な使用例を紹介します。

使用方法

ステップ1: SWITCH関数の基本構文

SWITCH関数は以下の基本構文を持っています。

“`
SWITCH(評価する値, 条件1, 結果1, 条件2, 結果2, …)
“`

評価する値には、条件分岐の基準となるセルの参照や値を指定します。条件1、条件2などには、評価する値が条件を満たしているかどうかを判定するための値や式を指定します。

ステップ2: 条件と結果のペアを設定する

SWITCH関数では、条件と結果をペアで設定します。条件1と結果1、条件2と結果2のように、条件とその条件が満たされた場合の結果を順に指定します。最後の条件と結果のペアには、ELSE節として使用される値を指定することができます。

使用例

使用例1: 成績に応じて評価をつける

以下の例では、成績に応じて評価をつける場合のSWITCH関数の使用方法を示します。

“`
=SWITCH(成績, “A”, “優”, “B”, “良”, “C”, “可”, “D”, “不可”, “評価不能”)
“`

この場合、セルに入力された成績に応じて、優、良、可、不可、評価不能のいずれかが返されます。

使用例2: 数字の範囲によってグレードをつける

以下の例では、値が一定の範囲に属する場合にグレードをつける場合のSWITCH関数の使用方法を示します。

“`
=SWITCH(点数, 0, “F”, 60, “D”, 70, “C”, 80, “B”, 90, “A”, “評価不能”)
“`

この場合、点数が0未満の場合はF、60未満の場合はD、70未満の場合はC、80未満の場合はB、90未満の場合はAが返されます。それ以外の場合は評価不能となります。

まとめ

SWITCH関数を使用することで、値に応じてシンプルな条件分岐を実装することができます。評価する値とその条件・結果のペアを設定することで、多様な条件に対応した結果を取得することができます。ぜひ、条件分岐を行う際にはSWITCH関数を活用してみてください。

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