ExcelのCOUNTIFS関数で条件付き集計を使いこなそう
ExcelのCOUNTIFS関数を使うと、複数の条件を満たすセルの数を数えることができます。この関数は、条件付き集計に非常に便利であり、Excelを使ったデータ解析に欠かせない関数の1つです。
使用方法
ステップ1:関数の書式を理解する
COUNTIFS関数は、以下の書式で使います。
=COUNTIFS(範囲1, 条件1, 範囲2, 条件2, … )
この書式では、範囲1には数えたいセルの範囲を、条件1には数えたいセルの条件を、範囲2には数えたいセルの範囲を、条件2には数えたいセルの条件を、というように設定します。
ステップ2:条件と範囲を設定する
次に、COUNTIFS関数で数えたいセルの条件と範囲を設定します。例えば、「B列には「A社」という文字列が含まれており、C列には「2019年」という文字列が含まれているセルの個数を数えたい」という場合は、以下のように書きます。
=COUNTIFS(B:B,”*A社*”,C:C,”*2019年*”)
* A社と2019年は例であり、実際のデータに合わせて適宜修正してください。
使用例
使用例1:複数条件に合致するデータを抽出する
たとえば、ある学校の生徒データがあるとします。このデータには、学年、性別、成績が記載されています。COUNTIFS関数を使って、学年が3年生である女子生徒の数を数えることができます。以下のように書きます。
=COUNTIFS(A2:A100,3,B2:B100,”女性”)
この場合は、A列に学年、B列に性別が記載されていると仮定しています。具体的な範囲や条件は、解析するデータに合わせて適宜変更してください。
使用例2:複数格子の条件に合致するデータを抽出する
例えば、店舗A、B、Cの3つの店舗があり、それぞれの利益が複数の月にわたって記録されているとします。COUNTIFS関数を使って、店舗Bで10月から12月までの利益を数えることができます。以下のように書きます。
=COUNTIFS(A2:A100,”B”,B2:B100,”>=10月”,B2:B100,”<=12月") この場合は、A列に店舗名、B列に月と利益が記載されていると仮定しています。具体的な範囲や条件は、解析するデータに合わせて適宜変更してください。
まとめ
COUNTIFS関数を使えば、複数の条件に合致するセルの数を数えることができます。この関数を使えば、Excelを使ったデータ解析が非常に便利になります。ぜひ、この関数を使った条件付き集計を活用して、素早く正確なデータ解析ができるようになりましょう。