REPLACE関数の使い方
REPLACE関数は、Excelの文字列操作関数の1つで、文字列内の特定の部分を別の文字列で置換することができます。これは、データのクレンジングや加工に非常に便利で、データの品質を向上させることができます。
使用方法
ステップ1：REPLACE関数を入力するセルを選択する
先に、置換先になる文字列が記述されたセルを選択します。
ステップ2：「=REPLACE」を入力する
選択したセルに「=REPLACE」と入力します。
ステップ3：置換する文字列の位置を指定する
REPLACE関数では、置換する文字列の開始位置と終了位置を指定する必要があります。これを行うには、カンマ区切りで以下の3つの引数を指定します。
- もとの文字列
- 置換する開始位置
- 置換する終了位置
ステップ4：置換する文字列を指定する
次に、指定した置換範囲に含まれる文字列を、置換したい文字列に変更します。
ステップ5：変更された文字列を確認する
変更された文字列が正しく入力されているかを確認して、変更が行われたことを確認します。
使用例
使用例1：電話番号の整形
例えば、電話番号が「0120-123-4567」という形式で入力され、ハイフンを取り除いた形式で表示したい場合、REPLACE関数を使用して次のように記述します。
=REPLACE（A2,5,1,""）&REPLACE（A2,9,1,""）
この式では、まず文字列の5文字目から1文字を空の文字列に置き換え、最後に9文字目から1文字を空の文字列に置き換えます。結果は「01201234567」となり、ハイフンが取り除かれています。
使用例2：名前の変更
例えば、名前が「田中太郎」と記述されているが、「中」という文字を「博士」と置換したい場合、REPLACE関数を使用して次のように記述します。
=REPLACE(A2,2,1,"博士")
この式では、文字列の2文字目から1文字を「博士」に置き換えます。結果は「田博士太郎」となり、正しく変換されています。
まとめ
REPLACE関数は、Excelの文字列操作の1つであり、文字列内の特定の部分を別の文字列で置換することができます。この関数は、データのクレンジングや加工に非常に便利で、データの品質を向上させることができます。
