【第1セクション】
TEXTJOIN関数: 複数の文字列を指定区切り文字で結合する関数
Microsoft Excelで重要な操作の一つに、文字列の操作があります。文字列操作とは、文字列を変換したり、複数の文字列を動的に結合したりすることです。このような文字列操作に欠かせない関数の一つが、TEXTJOIN関数です。TEXTJOIN関数は、複数の文字列を指定した区切り文字で結合する機能を持ちます。また、指定された区切り文字を含めた場合でも、最終的な文字列には区切り文字が表示されません。
【第2セクション】
使用方法:
使用方法
ステップ1
最初のセルにTEXTJOIN関数を入力します。
ステップ2
1つ目の引数に引数として受け取りたいセル範囲または配列を指定します。範囲が複数の場合は、カンマで区切って指定します。
ステップ3
2つ目の引数に区切り文字を指定します。区切り文字が必要ない場合は空文字列を指定します。
ステップ4
3つ目の引数に、TRUEまたはFALSEを指定します。TRUEの場合、区切り文字を空文字列として扱い、スキップします。FALSEの場合、最終的な文字列に区切り文字を含めます。
【第3セクション】
使用例:
使用例
使用例1: 区切り文字を含めない
例えば、A1からA3までのセルにそれぞれ「りんご」「ばなな」「みかん」という文字列が入っている場合、
=TEXTJOIN(“,”, TRUE, A1:A3)
という関数を使用することで、「りんご,ばなな,みかん」という1つの文字列を作成することができます。
使用例2: 区切り文字を含める
引数の3つ目のTrue/Falseの値をFalseにすると、以下のように区切り文字が含まれます。
=TEXTJOIN(“,”, FALSE, A1:A3)
結果:「りんご,ばなな,みかん,」
【第4セクション】
まとめ:
まとめ
TEXTJOIN関数は、複数の文字列を指定した区切り文字で結合するための非常に便利な関数です。区切り文字を含めた場合でも最終的な文字列には区切り文字が表示されないので、非常に使いやすいです。複数のセルの文字列を結合して、処理が必要な場合には、TEXTJOIN関数を活用することで、作業時間短縮が望めます。