Expand search form

文字列から参照!INDIRECT関数

INDIRECT関数を使った動的セル参照の便利さ

ExcelのINDIRECT関数は、文字列からセル参照を作り出すことができる関数です。この関数を利用することで、セルの位置を直接指定する必要が無くなるため、動的なセル参照を簡単に作成することができます。例えば、あるセルに書かれた値に合わせて別のセルを参照する必要がある場合、INDIRECT関数を使えば、文字列として表されたセル参照を作成し、動的にセルを参照することができます。

使用方法

ステップ1:INDIRECT関数の入力

セルに「=INDIRECT(cell)」と入力します。ここで、cellは以下のいずれかになります。A1の「A1」、A列の「A:A」、A1からA10の範囲の「A1:A10」のように、文字列で表されたセル参照を指定します。引数には、式の中で使用されているセルに対する参照が必要です。フォーミュラのインターフェースは「=test」といった感じで、INDIRECT関数以外の関数と同じように使えます。動的参照した結果が真に役に立つかは、複数の要因によって決まるため、注意が必要です。

使用例

使用例1:セル範囲の指定

例えば、シート1のA1からA10までに数値が入力されている場合、=SUM(A1:A10)という式を使って、A1からA10までの合計値を求めることができます。しかし、INDIRECT関数を使用すると、以下のような式で同じ結果を求めることができます。=SUM(INDIRECT(“A1:A10”))。このように、セル参照を文字列で表すことで、動的な参照が可能になります。

使用例2:シートの切り替え

例えば、シート1で作業しているときに、シート2のA1セルの値を参照したい場合があるかもしれません。INDIRECT関数を使えば、以下のような式でシートを指定して参照することができます。=INDIRECT(“Sheet2!A1”)。このように、文字列で表された参照を使うことで、シートの切り替えが容易になります。

まとめ

INDIRECT関数を使用することで、セル参照を文字列として表現することができ、動的参照が可能になります。セル参照やシートの切り替えが多い場合は、この関数を駆使して作業を行うことで、作業の効率化が望めます。ただし、使い方によっては誤った参照が行われることもありますので、注意が必要です。

Previous Article

“Ctrl+Shift+Uでテキストを小文字化”

Next Article

「セキュリティも抜かりなし!OneDriveでのファイルのリンクの有効期限設定方法」

You might be interested in …

営業日加算の達人!WORKDAY関数

【第1セクション】 ExcelのWORKDAY関数を使って期日管理を効率化しよう! Excelには、日付を計算するための様々な関数がありますが、WORKDAY関数を使うと特定の営業日数後の日付を計算することができます。この関数を活用することで、仕事やプロジェクトの進行管理や、納期の設定などをより効率的に行うことができます。 【第2セクション】 使用方法 ステ […]

「Exelでデータ整理・計算を効率化!マクロやSUM・AVERAGE関数の使い方」

便利なヒント:Exelを使ったデータ整理・計算方法 Exelは、データ整理や計算処理を簡単に行うことができるソフトウェアです。以下では、Exelの基本的な機能を活用して便利にデータを整理し、計算処理を行う方法を具体的に紹介します。 使用方法 ステップ1:データの入力 まず、Exelにデータを入力します。入力したいセルを、マウスを使って選択し、入力したい内容を […]

営業日数計算の達人!NETWORKDAYS関数

ネットワークデイ関数の活用方法 ネットワークデイ関数は、営業日数を求めるために非常に便利な機能です。プロジェクトの期間や納期の計算に活用することができます。この記事では、ネットワークデイ関数の使用方法と具体的な使用例を紹介します。 使用方法 ステップ1: ネットワークデイ関数の書式を理解する まず、ネットワークデイ関数の書式を理解する必要があります。ネットワ […]