MROUND関数で計算を効率化しよう
Excelの関数であるMROUND関数は、指定した基準値の倍数に最も近い値に丸める機能を持っています。この関数を活用することで、計算を効率化できます。
使用方法
ステップ1:MROUND関数を入力するセルを選択する
丸め計算を行いたいセルを選択し、関数を入力する準備をします。
ステップ2:関数の引数を入力する
MROUND関数の引数は以下の通りです。
- number:丸め対象の数値
- multiple:丸めの基準値
例えば、A1セルの値を100の倍数に丸める場合、関数の式は=MROUND(A1,100)となります。
使用例
使用例1:売上の合計を1000の倍数に丸める
ある店舗の売上データがあり、その合計を1000の倍数に丸めたい場合を考えます。
- 合計値のセルにMROUND関数を入力する
- 関数の第1引数に合計値のセルを指定する
- 関数の第2引数に基準となる1000を指定する
すると、合計値を1000の倍数に丸めた値を求めることができます。
使用例2:税込価格を500円の倍数に丸める
ある商品の税抜価格があり、消費税率を考慮して税込価格を求めます。ただし、税込価格は500円の倍数に丸めたい場合を考えます。
- 税込価格のセルにMROUND関数を入力する
- 関数の第1引数に税抜価格に消費税を加算した値を指定する
- 関数の第2引数に基準となる500を指定する
すると、税込価格を500円の倍数に丸めた値を求めることができます。
まとめ
MROUND関数を活用することで、指定した基準値の倍数に最も近い値に丸めることができます。この関数を使うことで、計算を効率化できます。