<使用方法>
使用方法
ステップ1: 関数の選択
まず、MROUND関数を使用するセルにカーソルを合わせてください。
ステップ2: 引数の入力
次に、MROUND関数の引数を指定してください。MROUND関数は以下の構文を持っています。
=MROUND(数値, 基準)
数値は丸める対象の数値を指定し、基準は丸める際の単位を指定します。
例えば、以下のような数値があるとします。
A1: 12.34
A2: 25.67
A3: 9.87
基準を2と指定して、この数値を丸めたい場合、以下のように入力します。
=B1:MROUND(A1, 2)
=B2:MROUND(A2, 2)
=B3:MROUND(A3, 2)
この例では、A1の値は12.34であり、基準2に従って丸められた結果、B1の値は12となります。
ステップ3: 結果の確認
関数を入力したセルを選択した状態で、Enterキーを押すと、MROUND関数が実行され、丸められた結果が表示されます。また、セルの書式設定によって表示される桁数が変わることもありますので、適宜書式設定を変更して確認してください。
<使用例>
使用例
使用例1: 単位換算
例えば、あなたが米国で商品を販売しているとしましょう。商品の値段を米ドルで設定している場合、日本円での価格も表示したいと考えています。しかし、通常の為替レートで変換すると少数の桁が表示されてしまいます。そこで、MROUND関数を使って、日本円での価格を100円単位に丸めて表示しましょう。
例えば、以下のような値段があるとします。
A1: 12.34 (米ドル)
MROUND関数を使って日本円に変換した場合、以下のようになります。
B1: =MROUND(A1 * 110, 100)
この場合、A1の値である12.34が110倍されて1357.4となり、さらに100円単位に丸められて1300となります。
使用例2: 価格設定
ある商品の価格を値下げしたい場合、MROUND関数を使って指定した範囲内で価格を丸めることができます。
例えば、以下のような価格があるとします。
A1: 24.99 (ドル)
価格を10ドルの単位で設定するために、MROUND関数を使用します。
B1: =MROUND(A1, 10)
この場合、A1の値である24.99が10ドルの倍数に丸められて30となります。
<まとめ>
まとめ
MROUND関数は指定した基準に従って数値を丸めるための便利な関数です。単位換算や価格設定など、さまざまな場面で活用することができます。是非、試してみてください。