Excelで数値を指定した基準で丸める方法を解説
第1セクション:
ExcelのMROUND関数は、数値を指定した基準に従って丸めるために使用されます。この機能は、単位換算や価格設定などの場面で便利です。MROUND関数は、数値と丸める基準を指定することで、最も近い指定基準に丸められた値を返します。
第2セクション:
使用方法
ステップ1: MROUND関数を入力するセルを選択します。
ステップ2: “=”を入力し、次にMROUND関数の引数を指定します。
ステップ3: 引数の最初の数値を入力します。
ステップ4: コンマを入力し、次に丸める基準を入力します。
ステップ5: 閉じカッコ “)” を入力し、Enterキーを押します。
例えば、以下のような数値を基準に丸める場合を考えてみましょう。
セルA1に数値10.5を入力し、セルB1に丸める基準2を入力します。
セルC1には、次のようにMROUND関数を入力します: =MROUND(A1, B1)
この場合、セルC1に入力された数値は、10.5が最も近い基準2に丸められた値、つまり10になります。
第3セクション:
使用例
使用例1: 単位換算
例えば、ある商品の価格が1個あたり1.37ドルであり、10個購入する場合の合計金額を求めたいとします。
セルA1に1.37を入力し、セルB1に10を入力します。
セルC1には、次のようにMROUND関数を入力します: =MROUND(A1*B1, 0.01)
この場合、セルC1に入力された数値は、10個購入した場合の合計金額が0.01ドル単位で丸められた値になります。
使用例2: 価格設定
ある商品の定価が47.9ドルであり、セール価格を定める際に最も近い整数の価格に丸めたいとします。
セルA1に47.9を入力します。
セルB1には、次のようにMROUND関数を入力します: =MROUND(A1, 1)
この場合、セルB1に入力された数値は、最も近い整数の価格である48に丸められた値になります。
第4セクション:
まとめ
MROUND関数を使用すると、数値を指定した基準に従って簡単に丸めることができます。この機能は、単位換算や価格設定などの場面で特に便利です。数値を正確に処理する必要がある場合には、MROUND関数を活用してください。