【第1セクション】
マイクロソフトExcelで作業をする際、同じ作業を繰り返し実行することは珍しくありません。ところが、同じことを繰り返すためには慣れが必要で、作業が煩雑になります。しかし、この問題を解決するためにExcelには、マクロと呼ばれる機能があります。マクロは、複数の手順を1つにまとめたもので、簡単に言えば「自動的に作業を行うプログラム」です。この機能を使うことで、同じ作業を繰り返す手間を省いて、作業を効率的に行うことができます。
【第2セクション】
使用方法
使用方法
ステップ1:マクロを記録する
1. Excelを開き、左上の「ファイル」メニューをクリックします。
2. 「新規作成」を選択し、新しいブランクワークブックを作成します。
3. 「開発」タブをクリックし、「マクロ」を選択します。
4. 「新規作成」をクリックします。
5. 「マクロ名」を入力し、マクロを記録する「キーボード」または「マウス」を選択します。
6. マクロを記録するための作業を行います。
7. 「停止」をクリックして、マクロの記録を終了します。
ステップ2:マクロを実行する
1. ブランクワークブック内で、マクロを適用したいセルを選択します。
2. 「開発」タブをクリックし、「マクロ」を選択します。
3. 実行するマクロを選択し、「実行」をクリックします。
ステップ3:マクロをショートカットキーに割り当てる
1. 「開発」タブをクリックし、「マクロ」を選択します。
2. 割り当てたいマクロを選択し、「オプション」をクリックします。
3. 「ショートカットキー」欄に任意のキーを入力し、「OK」をクリックします。
【第3セクション】
使用例
使用例
使用例1:合計金額を計算するマクロ
1. 新しいブランクワークブックを作成します。
2. 「A1」セルに「価格」と「B1」セルに「数量」と入力します。
3. 「C1」セルに「合計金額」と入力します。
4. 「D1」セルで、「=B1*C1」と入力して、合計金額を計算します。
5. 「開発」タブをクリックし、「マクロ」を選択します。
6. 「新規作成」をクリックし、マクロを記録します。
7. 「価格」セルに金額を入力し、「Tab」キーを押して、「数量」セルに移動します。
8. 「数量」セルに数量を入力し、「Enter」キーを押します。
9. 「C1」セルを選択して、「D1」セルに合計金額を計算します。
10. 「停止」をクリックして、マクロの記録を終了します。
11. 「開発」タブをクリックし、「マクロ」を選択します。
12. 作成したマクロを選択し、「実行」をクリックします。
13. 「価格」「数量」を入力すると、自動的に「合計金額」が計算されます。
【第4セクション】
まとめ
まとめ
Excelのマクロ機能を活用すれば、同じ作業を繰り返す手間を省いて、作業を効率的に行うことができます。マクロを記録して、必要な作業をショートカットキーに割り当てることで、煩雑な作業を自動的に実行することができます。是非、本記事で紹介した方法を試してみてください。