ExcelのTRANSPOSE関数の使い方
Excelで作業をしていると、配列を扱うことがあります。その中でも、TRANSPOSE関数は非常に便利な機能の一つです。TRANSPOSE関数は、行と列を入れ替えた配列を作成するための関数であり、データ形式の変換に役立ちます。
使用方法
ステップ1 : 配列を用意する
TRANSPOSE関数を使用する前に、入力したい配列を用意する必要があります。配列は、複数のセルを選択して、{ }(波かっこ)で囲んで作成します。
ステップ2 : TRANSPOSE関数を使用する
次に、TRANSPOSE関数を使いたいセルに入力します。入力する際には、「=TRANSPOSE(配列)」という形式で入力します。例えば、A1からA5までのセルに入力された値を入れ替えたい場合は、「=TRANSPOSE(A1:A5)」と入力します。
ステップ3 : 関数を実行する
関数を入力したら、Enterキーを押して関数を実行します。そうすると、入力した配列の列と行が入れ替わった配列が表示されます。
使用例
使用例1 : 数字データの入力ミスを訂正する
例えば、以下のように列に入力していたデータを、行として入力し直したい場合を考えてみます。
A1 : 10
A2 : 20
A3 : 30
A4 : 40
A5 : 50
このデータを、行として入力し直すには、「=TRANSPOSE(A1:A5)」と入力します。そうすることで、行に入力されたデータが以下のように列で表示されます。
A1 : 10 | B1 : 20 | C1 : 30 | D1 : 40 | E1 : 50
入力ミスがあった場合にも、TRANSPOSE関数を使えば素早く訂正することができます。
まとめ
ExcelのTRANSPOSE関数は、行と列を入れ替えた配列を作成するための関数であり、データ形式の変換に大変便利です。さまざまなシーンで活用し、作業の効率化に役立ててみてください。