ヒント:LARGE関数とSMALL関数でデータセット内のランキングを求めよう
Excelには、データセット内のn番目に大きい・小さい値を求めるための関数があります。それがLARGE関数とSMALL関数です。
使用方法
ステップ1:LARGE関数の使い方
1. データセット内にランキングを付けたい列を選択します。
2. 関数バーに「=LARGE(選択した列, n)」と入力します。nはn番目に大きい値を求めるための数字を入力します(例:2番目に大きい値を求める場合は「2」と入力します)。
3. Enterキーを押して計算します。n番目に大きい値が表示されます。
ステップ2:SMALL関数の使い方
1. データセット内にランキングを付けたい列を選択します。
2. 関数バーに「=SMALL(選択した列, n)」と入力します。nはn番目に小さい値を求めるための数字を入力します(例:2番目に小さい値を求める場合は「2」と入力します)。
3. Enterキーを押して計算します。n番目に小さい値が表示されます。
使用例
使用例1:受験者の点数ランキング
あるクラスの受験者の英語の点数データを例に、LARGE関数を使って成績順位を求めます。
1. 英語の点数データがある列を選択します。
2. 関数バーに「=LARGE(選択した列, 1)」と入力します。1番目に大きい値=最高得点が求められます。
3. Enterキーを押して計算します。
4. 同じ列に、「=LARGE(選択した列, 2)」と入力して、2番目に大きい値=2位の得点が求められます。
5. これを順に続けることで、ランキングが求められます。
使用例2:商品価格の安い上位5つの商品
あるECサイトの商品データを例に、SMALL関数を使って商品価格の安い上位5つの商品を表示します。
1. 「価格」列を選択します。
2. 関数バーに「=SMALL(選択した列, 1)」と入力します。1番目に小さい値=最安値が求められます。
3. Enterキーを押して計算します。
4. 同じ列に、「=SMALL(選択した列, 2)」と入力して、2番目に小さい値が求められます。
5. これを順に続けることで、安い順に上位5つの商品の価格が求められます。
まとめ
LARGE関数とSMALL関数を使えば、データセット内のn番目に大きい・小さい値を求めることができます。ランキングや、上位・下位のデータを取得するときに便利な機能です。ぜひ活用してみてください。