ヒント: ADDRESS関数を使ってセルアドレスを作成
PowerPointのアプリケーションでは、ADDRESS関数を使用して、行番号と列番号からセルアドレスを作成することができます。ADDRESS関数を使用することで、セル番号を動的に参照することができ、セルの値を自動的に更新することが可能です。
使用方法
ステップ1: ADDRESS関数を入力するセルを選択します。
まず、セルを選択し、関数を入力する準備をします。
ステップ2: ADDRESS関数を入力します。
セルで以下のようにADDRESS関数を入力します:
=ADDRESS(row, column, [abs_num], [a1], [sheet_text])
– row: セルの行番号を指定します。例えば、3と入力すると、行番号3のセルを参照します。
– column: セルの列番号を指定します。例えば、2と入力すると、列番号2のセルを参照します。
– abs_num (オプション): オプションのパラメータで、セル参照の形式を指定します。0を指定すると、相対セル参照となります。1を指定すると、絶対セル参照となります。デフォルト値は1です。
– a1 (オプション): オプションのパラメータで、セル参照の形式を指定します。TRUEを指定すると、A1形式のセル参照となります。FALSEを指定すると、R1C1形式のセル参照となります。デフォルト値はTRUEです。
– sheet_text (オプション): オプションのパラメータで、シート名を指定します。デフォルト値は空欄です。
例えば、以下のようにADDRESS関数を使って、セルA3のセルアドレスを作成することができます:
=ADDRESS(3, 1)
この場合、関数は”$A$3″というセルアドレスを返します。
使用例
使用例1: 参照セルの値を動的に更新する
以下のようなデータがあるとします。
| A | B | C |
| — | — | — |
| 10 | 20 | 30 |
セルD1には、セルA1の値を参照するセルアドレスが必要な場合、以下のようにADDRESS関数を使用します:
=INDIRECT(ADDRESS(1, 1))
この場合、関数はA1の値である10を表示します。もし、セルA1の値が変更されると、D1の値も自動的に更新されます。
まとめ
ADDRESS関数は、行番号と列番号からセルアドレスを作成するのに便利な関数です。この関数を使うことで、セルの参照を動的に変更することができ、セルの値を自動的に更新することが可能です。また、INDIRECT関数と組み合わせることで、参照するセルの値を取得することもできます。ぜひ、PowerPointでこの機能を活用して効率的な作業を行ってみてください。