ISERROR関数を使ったExcelのエラーチェック方法
Excelで作業をしていると、セルにエラーが発生することがあります。これは数式の入力ミスやデータの不備などが原因で発生します。エラーが発生すると、数式の結果が #DIV/0! や #VALUE! といった形で表示され、正しい結果が得られなくなります。そこで、ISERROR関数を使ってセルのエラーを検出する方法をご紹介します。
使用方法
1. ISERROR関数を入力する
ISERROR関数を入力するには、「=ISERROR(対象セル)」という形式で入力します。対象セルとは、エラーをチェックしたいセルのことです。
2. エラーがあるセルを特定する
先ほど入力したISERROR関数を使って、エラーがあるセルを特定します。エラーがある場合は、関数の結果が「TRUE(エラーがある場合)」になります。エラーがない場合は「FALSE(エラーがない場合)」となります。
3. エラーを修正する
エラーが発生している場合は、原因を確認して修正します。
使用例
使用例1:除算エラーのチェック
以下の表は、A列の値をB列の値で割った結果を表示しています。一部の行では、0で割ろうとしてエラーが発生しています。この場合、ISERROR関数を使うことでエラーの発生箇所を確認することができます。
A | B | A/B |
---|---|---|
10 | 5 | 2 |
20 | 0 | #DIV/0! |
30 | 15 | 2 |
40 | 0 | #DIV/0! |
使用例2:数値の入力エラーのチェック
以下の表は、A列の値が数字であるかどうかを検証しています。数値以外のデータが入っている場合は、エラーが発生します。ISERROR関数を使うことで、エラーが発生しているセルを特定することができます。
A | ISNUMBER(A) |
---|---|
10 | TRUE |
ABC | #VALUE! |
20 | TRUE |
DEF | #VALUE! |
まとめ
ISERROR関数を使うことで、セルのエラーを簡単にチェックすることができます。エラーが発生している場合は、ISERROR関数の結果が「TRUE」となりますので、チェック結果を参考にしてエラーを修正しましょう。これにより、Excelでの作業効率が向上し、正確な計算結果を得ることができます。