ISERR関数を使ってセルのエラーを検出しよう
Excelでは、セルにエラーが発生することがあります。たとえば、数式の計算結果が#N/Aになった場合や、セルに参照している値が見つからなかった場合などです。これらのエラーを手動で検出するのは困難ですが、ISERR関数を使えば簡単に検出することができます。
使用方法
ステップ1:ISERR関数を入力する
セルにISERR関数を入力しましょう。関数の書式は以下の通りです。
=ISERR(値)
値には、判定対象となるセルのアドレスを指定します。
ステップ2:エラーが検出された場合の処理
ISERR関数は、指定されたセルにエラーが存在する場合にTRUEを返します。FALSEを返す場合は、エラーが存在しないということになります。
この情報を使って、エラーが検出された場合はどのように処理するかを決めましょう。
使用例
使用例1:エラーがある行を赤字で表示する
以下の例では、A列からD列にかけての範囲をセルにISERR関数を使って判定し、エラーがある行を赤字にします。
- 列Eに「=ISERR(A1:D1)」と入力します。
- E列の最初の行であるE1を選択し、条件付き書式を開きます。
- 「式を選択」を選択すると、入力された式を元に条件付き書式を設定することができます。
- 「書式」タブを選択し、「フォント」を選択します。
- 「色」から赤字を選択します。
使用例2:エラーがあるセルを特定する
以下の例では、A列からD列の各セルにISERR関数を使って判定し、エラーがあるセルを特定します。
- A列からD列にかけての範囲を選択します。
- ホームタブから「条件付き書式」を選択し、「新しいルール」を選択します。
- 「数式を使って書式設定する」を選択します。
- 「ルールの編集」ダイアログボックスで、以下の式を入力します。
=ISERR(A1)
=ISERR(B1)
=ISERR(C1)
=ISERR(D1)
- 「書式」を選択し、エラーがあるセルにどのような書式を適用するかを指定します。
まとめ
ISERR関数を使えば、セルのエラーを簡単に検出することができます。この関数を活用して、エラーのあるセルを素早く特定し、必要な対処を行いましょう。