IFERROR関数の使い方
IFERROR関数は、Excelのエラー処理に役立つ関数です。エラーが発生した場合に代替の値を返すことができます。エラーメッセージが表示されるのを防ぐことができるため、データの整合性を保つ上で非常に便利な機能です。
使用方法
ステップ1: IFERROR関数を選択する
まず、エラーが発生した場合に代替の値を返したいセルを選択します。
ステップ2: IFERROR関数の構文を入力する
次に、セルに以下の構文を入力します。
“`
=IFERROR(式, 代替の値)
“`
「式」はエラーが発生する可能性のある計算式や関数を指定します。例えば、A1セルの値を2倍する場合、A1*2と入力します。「代替の値」は式がエラーの場合に返す値を指定します。例えば、エラーが発生した場合には0と指定します。
ステップ3: エンターキーを押す
入力が完了したら、エンターキーを押して計算を実行します。エラーが発生しない場合は、指定した式の結果が表示されます。エラーが発生した場合は、代替の値が表示されます。
使用例
使用例1: 数式の除算エラー
例えば、A1セルに30、B1セルに0を入力し、C1セルに以下の式を入力します。
“`
=IFERROR(A1/B1, “除算エラー”)
“`
結果は、C1セルに「除算エラー」と表示されます。エラーが発生した場合に代替のメッセージが表示されることが確認できます。
使用例2: 関数の引数エラー
例えば、A2セルに「apple」という文字列を入力し、B2セルに以下の式を入力します。
“`
=IFERROR(VALUE(A2), “引数エラー”)
“`
結果は、B2セルに「引数エラー」と表示されます。エラーが発生した場合に代替のメッセージが表示されることが確認できます。
まとめ
IFERROR関数は、エラー処理に役立つ機能です。エラーが発生した場合に代替の値を返すことができるため、データの整合性を保つ上で非常に便利です。数式の除算エラーや関数の引数エラーなど、さまざまなエラーに対応することができるので、積極的に活用しましょう。