【第1セクション】
Alt + F8で手動でExelマクロを実行する方法
Exelマクロは、自動的に動作するように設定することもできますが、手動で実行することもできます。手動で実行することで、特定の処理を行いたい時に必要なマクロだけを選択して実行することができます。本記事では、手動でExelマクロを実行する方法について詳しく説明します。
【第2セクション】
使用方法
ステップ1:「Alt + F8」を押す。
まず、Exelを開いたら「Alt + F8」を押します。このキー操作は、マクロの実行画面を開くために必要です。
ステップ2:実行するマクロを選択する。
マクロの実行画面が表示されると、実行したいマクロを選択します。マクロ名を確認するには、一覧の中から該当のマクロを選択し、右側の「編集」ボタンをクリックすると詳細なマクロ情報を見ることができます。
ステップ3:「Run」ボタンをクリックする。
実行するマクロが選択できたら、画面下部にある「Run」ボタンをクリックします。このボタンをクリックすることで、選択したマクロが実行されます。
【第3セクション】
使用例
使用例1:定期的なデータ保存
毎週月曜日に定期的にデータを保存するという場合、マクロを使って簡単にプログラムすることができます。例えば、以下のようにマクロを作成します。
ステップ1:「Alt + F8」キーでマクロの実行画面を表示する
ステップ2:「新規作成」ボタンをクリックして、新しいマクロを作成する
ステップ3:以下のコードを入力する:
Sub SaveData()
Dim FilePath As String
FilePath = "C:\Users\yourname\Desktop\"
ActiveSheet.Copy
ActiveWorkbook.SaveAs Filename:=FilePath & "Data_" & _
Format(DateAdd("d", -1, Now), "yyyy_mm_dd") & ".xlsx"
End Sub
このコードでは、保存したいファイルの場所を選択し、自動的にファイル名を命名します。また、月曜日にデータを保存するために、今日の日付から1日前の日付を取得しています。
ステップ4:「保存」ボタンをクリックして、作成したマクロを保存する
ステップ5:「Run」ボタンをクリックして、マクロを実行する
これで、毎週月曜日に自動的にデータを保存するマクロが完成しました。
使用例2:条件付き書式でセルの背景色を変更する
セルの色を変更するために、手動で背景色を変更したり、条件付き書式を使用することができます。以下は、条件付き書式を使用してセルの背景色を変更するマクロの例です。
ステップ1:「Alt + F8」を押して、マクロの実行画面を表示する
ステップ2:「新規作成」ボタンをクリックして、新しいマクロを作成する
ステップ3:以下のコードを入力する:
Sub ChangeBackgroundColor()
Dim TargetRange As Range
Set TargetRange = Range("A1:F100")
TargetRange.FormatConditions.Add Type:=xlExpression, _
Formula1:="=$A1<0"
TargetRange.FormatConditions(TargetRange.FormatConditions.Count).SetFirstPriority
With TargetRange.FormatConditions(1).Interior
.PatternColorIndex = xlAutomatic
.Color = RGB(255, 199, 206)
.TintAndShade = 0
End With
End Sub
このコードでは、A1からF100の範囲内の全てのセルを対象にして、セルの値が0よりも小さい場合に背景色を変更する条件を設定しています。
ステップ4:「保存」ボタンをクリックして、作成したマクロを保存する
ステップ5:「Run」ボタンをクリックして、マクロを実行する
これで、セルの値が0よりも小さい場合に自動的に背景色が変更されるマクロが完成しました。
【第4セクション】
まとめ
Exelマクロを手動で実行する方法について詳しく説明しました。手動で実行することで、必要なマクロだけを選択して実行することができます。また、使用例を2つ紹介しましたが、Exelマクロを活用することで、繰り返し行う作業を自動化することができます。是非、Exelマクロを使って効率的に作業を行ってみてください。