マクロを使用して一括で行を削除する方法
マイクロソフトExcelでは、マクロを使用することで繰り返し行われる処理を自動化することができます。マクロを使って一括で行を削除する方法を紹介します。
使用方法
ステップ1: マクロを呼び出す
1. Excelを開きます。
2. 「Alt+F8」キーを押します。これにより、マクロの呼び出しウィンドウが表示されます。
ステップ2: マクロを作成する
1. 「新規作成」をクリックします。
2. マクロの名前を入力し、「作成」をクリックします。
3. マクロの作成画面が表示されますので、以下のコードを入力します。
“`VBA
Sub DeleteSelectedRows()
Selection.EntireRow.Delete
End Sub
“`
ステップ3: キーボードショートカットを設定する
1. マクロ作成画面からマクロの呼び出しウィンドウに戻ります。
2. 「オプション」をクリックします。
3. 「Ctrl+Shift+↑」を選択し、「追加」をクリックします。
4. 「削除」を選択し、「削除」ボタンをクリックします。
ステップ4: 行を選択して削除する
1. 行を選択します。
2. 「Ctrl+Shift+↑」キーを押し、一括で行を選択します。
3. マクロの呼び出しウィンドウを表示するために、「Alt+F8」キーを押します。
4. 「DeleteSelectedRows」を選択し、「実行」ボタンをクリックします。
5. 選択した行が一括で削除されます。
使用例
使用例1: データの整理
あなたはExcelで数字のリストを管理しています。特定の条件を満たす行を一括で削除したい場合、マクロを使用すると簡単に処理できます。
1. 数字のリストが入力されているExcelファイルを開きます。
2. 条件に応じて削除したい行を選択します。
3. 「Ctrl+Shift+↑」キーを押し、一括で行を選択します。
4. マクロの呼び出しウィンドウを表示するために、「Alt+F8」キーを押します。
5. 「DeleteSelectedRows」を選択し、「実行」ボタンをクリックします。
6. 条件を満たす行が一括で削除されます。
使用例2: 不要なデータの削除
Excelに大量のデータがあり、特定の列に特定の値が含まれる行を削除したい場合、マクロを使用すると効率的に処理できます。
1. データが入力されているExcelファイルを開きます。
2. 削除したい行を特定するため、特定の列を選択します。
3. 特定の値が含まれる行を一括で選択するために、「Ctrl+Shift+↑」キーを押します。
4. マクロの呼び出しウィンドウを表示するために、「Alt+F8」キーを押します。
5. 「DeleteSelectedRows」を選択し、「実行」ボタンをクリックします。
6. 特定の値が含まれる行が一括で削除されます。
まとめ
Excelのマクロを使用することで、一括で行を削除する作業を効率化することができます。マクロ作成の手順やキーボードショートカットの設定方法を詳細に説明しました。使用例も紹介しましたので、ぜひ試してみてください。マクロを使えば、大量のデータを効率的に整理することができます。