【第1セクション】
VLOOKUP関数を活用したデータ表の効率的な作成方法
Excelにおいて、データ表を作成する際には、VLOOKUP関数を使って他シートからデータを引っ張ってくることができます。この関数を使うことで、手作業での入力に比べてデータの取り間違いや打ち間違いなどのリスクを大幅に減らし、作業の効率化を図ることができます。以下では、VLOOKUP関数の具体的な使用方法や使用例を紹介します。
【第2セクション】
使用方法
ステップ1 : 関数の挿入
作成したいデータ表の一番左の列に、他シートから参照したいデータの種類を入力します。例えば「商品名」「価格」といった列を作成します。
参照したいデータがあるシートに移動し、その一番左の列に作成したデータの種類と同じ値を入力します。
データ表に戻り、参照したいデータを入力した列の隣に、関数を挿入するための罫線を入力します。
ステップ2 : VLOOKUP関数の入力
関数を挿入するセルにカーソルを合わせ、 fx ボタンをクリックします。関数の選択画面が表示されるので、検索欄に「VLOOKUP」と入力して検索します。VLOOKUP関数の説明が表示されたら、「OK」ボタンをクリックします。
ステップ3 : 引数の入力
VLOOKUP関数のフォーミュラが表示されるので、必要な引数を入力します。
①検索対象の値、②参照するデータの範囲、③データを返す列、④検索方法を指定する値の種類
といった引数が必要です。
引数を全部入力したら、「OK」ボタンをクリックし、関数がセルに挿入されます。これをコピペして、データ表全体に適用することで、他シートからデータを引っ張ってきた表を作成することができます。
【第3セクション】
使用例
使用例1 : 商品名から価格を自動取得する
例えば、商品名と価格がそれぞれ書かれたシートと、売上データがそれぞれ書かれたシートがあるとします。
売上データのシートに、「商品名」列を作成し、そこに商品名を入力します。
商品名と価格が書かれたシートに移動し、VLOOKUP関数を使って、商品名に対応する価格を取得します。
関数が入力されたセルを、売上データのシート全体にコピペすることで、商品名に対応する価格が自動的に表示されるデータ表を作成することができます。
使用例2 : 都道府県から人口を自動取得する
都道府県別に分けて人口が書かれたシートがあるとします。
データ表の都道府県の列に、都道府県名を入力します。
都道府県別の人口が書かれたシートに移動し、VLOOKUP関数を使って、都道府県名に対応する人口を取得します。
関数が入力されたセルを、データ表全体にコピペすることで、都道府県に対応する人口が自動的に表示されるデータ表を作成することができます。
【第4セクション】
まとめ
VLOOKUP関数を使って、他シートからデータを引っ張ってきてデータ表を作成することで、作業の効率化やエラーの減少を図ることができます。今回紹介した使用方法や使用例を参考に、実際にExcelを使ってデータ表を作成してみてはいかがでしょうか。