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「時間の節約に!マクロで複数ファイルを一括変換する方法」

マクロで複数ファイルを一括変換する

マイクロソフトPowerPointでは、毎回新しいファイルを開いて同じ操作をするということは面倒な作業です。そのため、マクロを使って同じ操作を繰り返さなくても一括で処理できるようにした方が作業の効率がよくなります。

使用方法

ステップ1:マクロの作成

最初に、新しいマクロを作成してください。開いているPowerPointファイルで「開発」タブをクリックして、「Visual Basic」を選択して、新しいモジュールを挿入します。

ステップ2:コードの挿入

マクロを実行するためのコードを挿入します。下記の例を参考に、ファイルを一括変換する場合のコードを挿入します。

Sub Convert_Files()
    Dim FolderPath As String
    FolderPath = "C:\Users\username\Desktop\TestFolder\" '変換するファイルの入っているフォルダのパスを指定
    Dim FileName As String
    FileName = Dir(FolderPath & "*.pptx") '変換対象のファイル形式を指定
    While FileName <> ""
        Presentations.Open FileName:=FolderPath & FileName 'ファイルを開く
        ActivePresentation.SaveAs FileName:=FolderPath & Replace(FileName, ".pptx", ".pdf"), FileFormat:=ppSaveAsPDF 'ファイルをPDF形式で保存
        Presentations(FileName).Close '変換が終わったらファイルを閉じる
        FileName = Dir
    Wend
End Sub
ステップ3:変換するファイルの指定

コード内の「FolderPath = “C:\Users\username\Desktop\TestFolder\”」の箇所を変更して、変換するファイルが入っているフォルダのパスを指定します。また、ファイルの形式も「*.pptx」の部分を変更することで指定できます。

ステップ4:マクロの実行

マクロを実行するには、「開発」タブをクリックし、「マクロの実行」を選択し、作成したマクロを選択して実行します。すると、指定したフォルダ内の対象ファイルが自動的に一括変換されます。

使用例

使用例1:複数ファイルを一括でPDFに変換する

たとえば、プレゼンテーションの資料をPDFにまとめて配布するために、ファイルの形式を一括変換したい場合に使用できます。

まとめ

今回は、PowerPointのマクロを使って複数のファイルの形式を一括で変換する方法を説明しました。複数ファイルの変換などの大量処理にはマクロがとても有効であるため、今後の作業の効率化に活用してみてください。

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