OneDriveでのバッチ処理の活用
目的: OneDriveのバッチ処理機能を使うことで、同時に多数のファイルを処理する簡単な方法を提供します。
使用方法
ステップ1:バッチ処理の準備
OneDriveでバッチ処理を行う前に、バッチ処理に必要な準備が必要です。最初に、バッチ処理するファイルをまとめて、1つのフォルダに保存してください。それから、バッチファイルを作成します。バッチファイルは、.batファイルの形式で、OneDriveアプリ内で作成できます。作成したら、バッチファイルをバッチ処理を行うための準備完了となります。
ステップ2:バッチ処理の開始
バッチ処理を開始する前に、バッチ処理の実行を許可するために、OneDriveの「設定」から「セキュリティ」を選択し、「バッチ処理を許可する」をオンにします。その後、バッチファイルを実行します。バッチファイルをダブルクリックするだけで、指定したフォルダ内の全てのファイルが処理されます。
使用例
使用例1:画像のリサイズ
バッチ処理を用いて、画像の大きさを一括で変更する方法を紹介します。準備として、OneDriveに変更したい画像を保存したフォルダを作成します。次に、バッチファイルを作成し、以下のようなコマンドを入力します。
@echo off
(for %%i in (*.jpg) do (
echo resizing %%i
magick convert -resize 50%% -quality 70%% "%%i" "resized/%%i"
)) || pause
このバッチ処理では、「*.jpg」というワイルドカードで、全ての.jpg拡張子のファイルを処理しています。また、画像のサイズを50%にリサイズし、品質を70%に変更する処理を行っています。バッチ処理が完了すると、OneDrive上の「resized」フォルダにリサイズされた画像が保存されます。
使用例2:ファイルの一括変換
バッチ処理を用いて、テキストファイルを一括でCSVファイルに変換する方法を紹介します。まず、OneDriveに変換したいファイルを保存したフォルダを作成します。次に、バッチファイルを作成し、以下のようなコマンドを入力します。
@echo off
for %%i in (*.txt) do (
echo "Converting %%i"
echo "Quote text and add comma"
sed -r -e 's/\"/\"\"/g' -e 's/^(.*)$/\"&\",/' "%%i" > converted/"%%~ni.csv"
echo "Remove last comma"
sed -i '$ s/.$//' converted/"%%~ni.csv"
)
このバッチ処理では、「*.txt」というワイルドカードに一致するテキストファイルを処理しています。そして、「sed」というコマンドを用いて、テキストファイルをCSVファイルに変換しています。処理が完了すると、OneDrive上の「converted」フォルダに変換されたファイルが保存されます。
まとめ
OneDriveのバッチ処理機能を使えば、手作業で複数のファイルを処理する手間が省けます。この機能を使うことで、より多くの時間を節約し、より効率的に業務を行うことができます。以上、OneDriveでのバッチ処理の活用方法について紹介しました。