マイクロソフトWordでドキュメントを保護する方法
ドキュメントの保護は、機密性の高い文書を安全に管理し、意図しない変更や編集を防ぐために重要です。マイクロソフトWordでは、様々な方法で文書を保護することができます。具体的には、パスワード保護、編集制限、トラック変更、マクロの無効化などが挙げられます。
使用方法
1. パスワード保護
1. ファイルを開き、「ファイル」タブを選択して「情報」をクリックします。
2. 「保護ビュー」で「暗号化とパスワードの設定」をクリックします。
3. 「パスワードを要求する」にチェックを入れ、パスワードを入力します。続いて、再度パスワードを入力して確認します。
4. 保存をクリックして、パスワード保護が適用されます。
2. 編集制限
1. ドキュメントを開き、「ファイル」タブを選択して「情報」をクリックします。
2. 「保護ビュー」で「編集制限」をクリックします。
3. 編集制限を「全てのユーザーに対して編集不可能にする」に変更します。
4. もし、編集が可能なユーザーが特定の人物かグループの場合は、該当者を指定して設定することもできます。
5. 最後に、パスワードを設定して編集制限を有効化します。
3. トラック変更
1. ドキュメントを開き、「レビュー」タブを選択します。
2. 「トラック変更」をクリックします。
3. 変更を加えると、実際には表示はされますが、削除も修正もできません。ただし、変更が行われた箇所は表示されるので、どのような修正がなされたのかを確認することができます。
4. レビュー終了後、トラック変更を停止することができます。
4. マクロの無効化
1. ファイルを開き、「ファイル」タブを選択して「オプション」をクリックします。
2. 「セキュリティセンター」を開き、マクロの設定を調整します。
3. セキュリティレベルを「高」に設定することで、外部からのマクロの実行を防止できます。
使用例
使用例1:企業が取引上の機密情報を保護する場合
企業が取り扱う機密情報、例えば契約書や表彰状等は、不正なアクセスから保護する必要があります。このような場合、パスワード保護や編集制限を利用して、機密情報の閲覧・編集の制限を行うことが必要です。
使用例2:作成途中の文書を共有する場合
文書を共有して複数人で編集する場合、トラック変更を利用して、誰が何を行ったかを確認することができます。また、マクロによる想定外の変更を抑制するために、マクロの無効化も必要となります。
まとめ
マイクロソフトWordでドキュメントを保護する方法は、パスワード保護、編集制限、トラック変更、マクロの無効化などがあります。目的に応じて適切な方法を選択し、機密性の高い文書を安全に管理してください。